丁度選挙権を得られた歳になった時、10代の子たちも選挙権を得られた年になった。
テレビで取材されるのは10代の子たちの初投票について。初めての選挙権はそんな記事にかき消されたことも記憶に新しい。
大学が隣県であり、どうせ地元に帰るのだから住民票はそのままで良いでしょと家族が言うのだからそれに従って、4年間移さずに過ごしてきた。選挙の為に往復6000円使ってまで投票したいと思わないし、不在者投票しようにも何だかいつも出遅れて投票しそびれてしまう。そもそも不在者投票っていつから出来るの?笑
ネットで調べた記憶があるけど、手続きが非常に面倒な印象を受けた。そういうのもあって、選挙権を得てから1回も投票に行ったことがない。
政治自体は大学の講義で取る程度には興味があるし、ニュースもテレビとか地元の新聞のアカウントをフォローして時々暇つぶし程度で見る。政治そのものは嫌いじゃない。
今日も今日とて、自分が行けなかった(あえて行けなかったと言っておく)選挙速報を見ている。
Twitterでも若者の投票率が低いと騒がれていて、気になってここ10年程の投票率の推移を見た。それを見れば分かることだけど、若者の投票率の低さに関してはほぼ横ばいで「駄目だな若者は」とか言ってる30代とか40代の人たちも若い時は投票していない人の方が多かったのではないかと思ってしまう。(参院選は横ばいだったが、衆院選は投票率の変動が激しいのには何か理由があるのだろうか)
どのみち、地元には戻る予定でいるから来年かそこらへんには初めて投票することが叶うんじゃないだろうか。
そんなに数は多くないだろうけど、自分みたいに政治に参加しようと思ってはいる若者もいるって話。
全然話変わっちゃうけど、震災後から地元のテレビでは被災地の卒業式がメインで取り上げられることが多くなって自分のところの卒業式は露ほどもテレビに取り上げられなくなったなって冒頭の話を書いてて思い出した。それはそれで構わないのだが、卒業式は誰にとっても大事なことなのに、取り上げられるのは被災地だけってのが子ども心にも悲しかったな。中学高校とそんな感じだった卒業式の記事には何の思い入れもない。
せめてちらっとでもどこかの高校が映像に出てたらまた変わってたのかもしれないが、いまさらそんなこと言ったってしょうがないので若者は諦めることにするよ。
我が家は瓦が落ちてきたくらいで(家の中は大変なことになったけど)半壊まではいかなかったから父が知り合いと瓦の修復をしたのを中学生の時に見てた。壊れた瓦の運搬を手伝わされた記憶があるよ。未だに家の壁紙にはヒビが入ってて次大きいの来たら壊れるな~とか能天気に会話に出てくるけど、自分の能天気さは親譲りかもしれない。
選挙の話してたのに思い出話になってしまった。これはこれでまあいっか。
自分たちの代はいろいろと改変の境目に立たされていて(学習指導要領改訂とか奨学金とか諸々)もうちょっと早くやってくれよって思うことも多々あるけど今日も今日とて元気に何とか生きてる。