我が地元や、その近隣地域では、およそ3~4日間ほど、歳末警戒や年末警戒と呼ばれる夜警が行われる。時間にして、7時とか8時くらいに始まって、深夜12時とか1時くらいまである。
「夜警」というと、大層なことをしてそうに感じるだろうが、時間の内訳を見ると、実際は、地域の方からのカンパや税金を使ったただの飲み会である。
昭和中期以前は、年末に、正月に向けて直火を使うような仕事が多かった。例えば、時間をかけて餅をつくったり、大掃除ということでゴミを燃やしたり。
そうった時代は、確かに12月に火事が多く、地元の消防が夜警をすることに価値があった。
しかし、最近の総務省のデータを見ると、もはや12月は火事は多くないということが明らかになっている。今や12月の火事件数は上位6位にも入っていない。
夜警で実際やっていることを振り返ると、消防車でパトロールして回るだけだ。「火の元に気をつけてください」、と音声パトロールで一周まわって、終わり。こんなもので火事が防げているなら、サイレンでも鳴らして警戒したらいい。実際、地域の方に聞いてみると、「気付かなかった」という声が多い。私も、絶対効果はない。やってて思う。
そして、詰め所に帰ってきて酒を飲む。
実際、田舎の方では未だに飲酒運転も多いと聞く。(誰か捕まればいいのに。)
また、もし仮に、酔っぱらいがいる状態で本当に火事が置きてしまったら、酔っぱらいのせいで二次災害になりかねない。(特に最終日などは上層部も含めて深酒がひどいので、ヤバイと思う。いっその事、火事でもおきやがれ、と思ってしまう。)
まぁ、こういった無駄なことは世の中には沢山ある。仕方ないことだ。
大概、消防団の上層部にいる人は、そういう活動が好きでそこに行くわけだから、自浄作用が働きにくくなる。そもそもがボランティア活動みたいなものなのだから。地域の若者あつめて、酒飲ませる、女遊びを覚えさせる、というボランティア活動。一応、消防団らしい活動もやってるが、形式張ったものばかりに時間を割いて、実利が少ないことばかりやっていく。礼式みたいなものね。
しかも、若い人間の数が減ってるから、年々抜けられなくなっている。クソが。
若いメンバーを見ると、必ずしも、酒を飲んだり、無駄に集まったり、無駄に金を使うことをよしとしない人間が多そうな気がする。
逆に一番ひどいのは、少し前に対談した40代以上のオッサンたち。酒飲むことが正義、とか、女遊びできることが正義、みたいな謎の価値観の人間が多い。
それに比べて、若者を見ると、随分とよくなりそうな気配を感じる。30代の我々は谷間の世代だろう
もちろん、若くてもDQNみたいなクソ野郎もいるが、そういったやつをきちんとブロックすれば、うちの詰め所は、あと5年もすれば随分とよくなりそうな気がする。
ただ、今は、この瞬間はじまる年末警戒が嫌すぎる。やめたくてもやめられない。クソが。
嫌すぎて、クソ忙しいのにクソクソ連発するクソ増田になってしまった。
※一応、地域のためには頑張っているよ。何かあったら、怪我しない範囲で頑張る。プロじゃないから、危ないことはできないけども。
乱文失礼。