2018-12-17

地獄年末警戒が始まる

消防団の「年末警戒」というものをご存知だろうか。

我が地元や、その近隣地域では、およそ3~4日間ほど、歳末警戒や年末警戒と呼ばれる夜警が行われる。時間にして、7時とか8時くらいに始まって、深夜12時とか1時くらいまである

夜警」というと、大層なことをしてそうに感じるだろうが、時間の内訳を見ると、実際は、地域の方からカンパ税金を使ったただの飲み会である

そもそも、なぜ、この時期に、こんなに長期間にわたって夜警が行なわれるのだろうか?


理由は、昔からそうしてるから、だ。

昭和中期以前は、年末に、正月に向けて直火を使うような仕事が多かった。例えば、時間をかけて餅をつくったり、大掃除ということでゴミを燃やしたり。

そうった時代は、確かに12月に火事が多く、地元消防夜警をすることに価値があった。

しかし、最近総務省データを見ると、もはや12月は火事は多くないということが明らかになっている。今や12月の火事件数は上位6位にも入っていない。

これは「夜警の成果だ」なのだろうか?


夜警で実際やっていることを振り返ると、消防車でパトロールして回るだけだ。「火の元に気をつけてください」、と音声パトロールで一周まわって、終わり。こんなもの火事が防げているなら、サイレンでも鳴らして警戒したらいい。実際、地域の方に聞いてみると、「気付かなかった」という声が多い。私も、絶対効果はない。やってて思う。

そして、詰め所に帰ってきて酒を飲む。

実際、田舎の方では未だに飲酒運転も多いと聞く。(誰か捕まればいいのに。)

また、もし仮に、酔っぱらいがいる状態で本当に火事が置きてしまったら、酔っぱらいのせいで二次災害になりかねない。(特に最終日などは上層部も含めて深酒がひどいので、ヤバイと思う。いっその事、火事でもおきやがれ、と思ってしまう。)

まぁ、こういった無駄なことは世の中には沢山ある。仕方ないことだ。

消防団問題は、そういった明らかな無駄に対して、自浄作用が働かないことだ。


大概、消防団上層部にいる人は、そういう活動が好きでそこに行くわけだから、自浄作用が働きにくくなる。そもそもボランティア活動みたいなものなのだから地域若者あつめて、酒飲ませる、女遊びを覚えさせる、というボランティア活動。一応、消防団らしい活動もやってるが、形式張ったものばかりに時間を割いて、実利が少ないことばかりやっていく。礼式みたいなものね。

しかも、若い人間の数が減ってるから、年々抜けられなくなっている。クソが。

しかし、良い話題もある。

若いメンバーを見ると、必ずしも、酒を飲んだり、無駄に集まったり無駄に金を使うことをよしとしない人間が多そうな気がする。

逆に一番ひどいのは、少し前に対談した40代以上のオッサンたち。酒飲むことが正義、とか、女遊びできることが正義、みたいな謎の価値観の人間が多い。

それに比べて、若者を見ると、随分とよくなりそうな気配を感じる。30代の我々は谷間の世代だろう

もちろん、若くてもDQNみたいなクソ野郎もいるが、そういったやつをきちんとブロックすれば、うちの詰め所は、あと5年もすれば随分とよくなりそうな気がする。

ただ、今は、この瞬間はじまる年末警戒が嫌すぎる。やめたくてもやめられない。クソが。

嫌すぎて、クソ忙しいのにクソクソ連発するクソ増田になってしまった。

※一応、地域のためには頑張っているよ。何かあったら、怪我しない範囲で頑張る。プロじゃないから、危ないことはできないけども。

乱文失礼。

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