自身は、都会育ちで、中学から大学まで比較的同質な集団と過ごしていた。
みな概ね理性的だし、そもそも似たような集団なので、その中では差別とか偏見とかはほとんど発生しようがなかった。
そのため、昔は、リベラルだとか差別だとか、そこまで興味がなかった。
個人的に親しい友だちが実はLGBTで、家族にもカミングアウトしていないらしく、色々と苦しんでいた事がわかった。
基本男女平等だと思っていたが、女性が多い職場をマネジメントした結果、例えば女性は男性とは違って結婚出産というイベントがはさまる事から、男性とは全く異なるキャリア観を持っている事がわかった。男性と女性を等しく扱う真の男女平等は、女性にとってむしろ行きづらい世の中を作り出してしまうと考えるようになった。
海外に留学して、外国の方やそれぞれの宗教を進行する人と接して、違う価値観を理解した。欧州の移民問題に触れて、移民政策の理想と現実を感じた。
日本に来ている移民の人と接して、彼らなりの希望や苦労を感じるとともに、外国人を極度に恐れる日本人にも会った。
そういった中で色々な記事を読んでいると、最近では、リベラルだとか、極右だとか、様々な言葉があまり定義されずに使われていて、議論がとっちらかっているように感じる。
自身も、断片的に色々と経験したけど、帰納的ではなく、演繹的に全体像を眺めたいと思っている。
セリーナ・ウィリアムズの件は、自身を被害者に仕立て上げて、他社との分断を図ろうとするアジテーションだと思う。
きっとそういった現象には名前があるのだと思うけど、それを自身は知らないので頭が整理されない。
というわけで体系だって勉強したいと思うのだが、これはなんという分野になるのだろうか?
リベラルだとかナショナリストだとか、差別と寛容に関する歴史や思想が体系だった入門書みたいなのを教えてほしいです。
リベラルといえば、ロールズじゃないの? 「正義論」を読むのはしんどいだろうから、サンデルあたりのロールズ批判を読むのもいいだろうし、正義論の解説を新書あたりで読んでもい...
面白そう!読んでみる。
毎日おなじことしてんなw