2018-08-27

魔の二歳を乗り切るために娘に教えたたった一つの言葉

私にはもうすぐ三歳になる娘がいます。魔の二歳児と聞いていてびくびくしていたのですが、娘はそんな様子もなく毎日育児を楽しんでいます。私が魔の二歳児を難なく乗り切れたのは、娘に教えたたった一つの言葉が影響していると思うのです。今日はそれについて書きます

場を仕切るのは親である

まず最初大事なことは、いつでも場を制御するのは子供ではなく親だということです。この前提が抜けてしまう親が多く思えます

着替えも食事も排泄も睡眠すらもまともに取れない子供が、場を制御できるわけがありません。今、子供とやっていることは、全て親が決めてやっていることなのです。子供に言われて何かをしては絶対にいけません。

場を仕切るにはどうするか

そうは言っても相手は全く聞き分けのない子供。それでは、場を仕切るにはどうすればいいでしょうか。

答えは、決してイライラせず、常に冷静に考えて行動することです。イライラした状態で行動しても、状況を悪化させるだけです。親はどんな状況でも子に腹を立てず、冷静にいる必要があります

そもそもイライラしてしまうのはなぜでしょうか? それは自分の思っていたのと、まったく違うことが起きてしまうことです。では、なぜ自分が思っていたのと違うことが起こるのでしょう。子供が悪いのでしょうか? そうではありません。それは、親が 子供のやることを予測できるという誤った思い込みに陥っている からです。矛盾してしまうかもしれませんが、子供の行動とは予想できないものです。叱ってもちゃんとやるようにいっても、そうなるわけがないのです。「自分が今叱っても、子供の行動は改められない」と正しい未来予測することで、イライラはまったくなくなります

では、叱っても無意味なのでしょうか? そんなことはありません。子供は親をしっかりと見ています。しっかりとといったレベルではなく、親の一挙一動に強い関心を示し、すべてを吸収しています。今しかっても、問題解決することはありません。しかし、それを一週間、一ヶ月、一年、と一貫した態度で続けることで、子供は親の意図に気が付き、行動を改めるようになります今日のためではなく、1年後、2年後、10年後のためにしかるのです。

魔の二歳を乗り切る言葉とは?

親と子は管理者と非管理者立場。利害は一致しません。しかし、そんな親子の利害が一致する魔法のような言葉が一つだけ存在します。その言葉とは、 ちょっと待って」 です。

なぜこの言葉で親と子がwin-winになるのでしょうか。子供がチョット待ってくれたら親が嬉しいのは当然です。しかし、子は嬉しいのでしょうか?

その秘密は、「ちょっと待って」の意味にあります。「ちょっと待って」という言葉は、実は「はい希望通りにやりますよ」という意味です。気がついていましたか子供に「ちょっと待って」と約束したら、そのことはかならず後で実行しなければなりません。「遊んで」「掃除しているかちょっと待って」と言ったら、掃除が終わったらかならずたっぷりと遊んであげます。「ジュース飲みたい」「ちょっとまって、あとで」といったら寝るまでにジュースを飲ませます。「おもちゃ買って!」「ちょっと待って、来週にしよう」と言ったら、来週必ず買います。そうすることで、子供は「ちょっと待って」と言われたら、「やった、やってもらえるんだ!」ということを理解するようになります

やってもらえるとわかった子供は、それ以上要求しません。やってもらえるのにそんなことをしても無駄からです。そして、その待ち時間の分、親への要求は減ります。親にしてみれば、1つのことを実行する代わりに、他の欲望抑制することができるのです。

まとめ

私は0歳の頃からちょっと待って」を娘に言い続けることで、1歳半以降、子供が待ってくれるようになることを実感できました。2歳以降もおなじコミュニケーションを取ってますが、待ってというとじーっと何もせずに待ってくれます不思議もの子供が落ち着いていると母親の私ももっと子供にいいことをしてあげたくなるもので、うまく正のループが回っていると思います

これを読んでいるあなたも、早速子供ちょっと待ってと言って、なにかしてあげましょう。「ちょっと待って」といってみたけど、泣き叫ぶだけで全然待ってくれなかったって?当たり前です、1年後、2年後、10年後のためにそういう言葉をかけてるのですから

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