自分は27歳の男。友達は2歳年下の男(Aとする)。先に断っておくけど俺はノンケです。
Aとは学生時代にバイト先で知り合い、仲良くなった。バイトは俺が先に辞めることになったけど、そのとき「○○(俺)さんが一緒でよかった」とメールをくれた(当時LINEは今ほど普及してなかった)。普段一緒にいるときはそんなこと言われなかったから、すごく嬉しかった。メールを保護したのも覚えてる。
就職してからは1ヵ月に1〜2回くらいのペースでご飯を食べに行ったり、遊びに行ったりしていた。しかしAも就職してお互い忙しくなり、ペースも2ヵ月に1回、3ヵ月に1回くらいと徐々にのびていった。
半年以上間隔が空いた先日、Aから「○月○日の夜メシ行ける?」とLINEがきた。その日は出張が入っていたから断り、別の日を聞いてみたら、「その日は彼女次第かな」と返事が帰ってきた。
それを見て俺は動揺した。動揺したという表現が合っているのか分からないけど、なんていうか、心が重くなったというか、「ガーン」という感じ。
Aがバイトに来たときは彼女は居なかったけど、以前付き合ってた彼女との話は聞いたことがあった。確かその時も同じような気持ちだった気がする(今思えば)。
Aはイケメンってほどではないが、ブサメンでもない。ランクを付けるのは難しいけど、中の上あたり。笑顔が素敵な好青年って感じ。人当たりもよく、彼女を作るのだって難しくはなかったはず。だけど一緒にバイトしてた当時は「今はいらないかなー」と言っていた。
話を戻す。
2人とも都合の良い日をみつけ、土曜の夜に渋谷で待ち合わせ、ご飯を食べに行った。久々の再開なのに嬉しいって感情はなかった。
いつも通り他愛もない話で盛り上がり、あっという間に2時間くらい経っていた。そしてAは「そうそう、彼女ができて今付き合ってるんだけど、結婚したいなーって思ってる」と話してきた。
ついにきたな。
「おう、おめでとう」みたいな言葉をかけ(よく覚えてない)顔は笑ってたけど、心の中は「ガーーーーン」という感じ。
別に知りたくもなかったけど、話の流れで、彼女はどんな人とかどこで出会ったとか聞いてみた。Aは彼女のことを話してくれた。上野の台湾フェスと代々木の台湾フェスに行ったけど代々木のほうが楽しかったとか、泊まりで行った伊豆旅行の写真も見せてくれた。あと、来年の初め頃からは同棲する予定だとか。
その日の帰りはそのまま彼女の家に行くと、いつもと違う電車に乗っていった。
もちろん、Aには幸せになって欲しいと思ってるし、その彼女が憎いとかそういう感情もない。20代半ばの男子だし、彼女が居ても何らおかしくない。
ただ「取られた感」だけが残り、俺にも見せない顔を出会って数ヶ月の彼女に見せてるのかと思うと、Aの結婚を心から祝福できるのだろうか?と思ってしまう。
「取られた感」と言っても、Aから地元の友達とか大学時代の友達とかの話も聞いてるけど、それに対する「取られた感」はない。「彼女」に対してだけ。
繰り返すが、Aのことは友達として好きであって、性の対象ではないし、これからも友達としてずっと付き合っていきたいと思ってるだけ。会える回数は減っていくのだろうけど。
同姓の友達に恋人ができて嫉妬してしまうってこと、俺以外にはいないんだろうか?
わかるわかるよ~ 誰しも通る道じゃないかな 彼女が出来るってことはなんだかその友達が別のステージに行ってしまって、俺はそこにはいない、って気がしてしまうんだと思う 自分と...
自分も彼女ができたらその感情はだいぶ薄れると思う。
嫉妬と妬み は、微妙に異なる感情じゃないかな。 同期が出世したり、独立して成功するのを妬んだりする男はかなりいる。
同期や後輩の出世は、自分のダメさの証明として心に刺さるから嫌という理屈で成功して欲しくない感情があるけど これって嫉妬とは違うような気がする