その名もミアキス。姿はイヌっぽいネコ。何とも奇妙な印象です。地上に天敵がいたため樹上で生活するミアキスが「普通」でした。
そのミアキスが平原に移住し、体や心が普通のミアキスから変異して平原の環境に適応したのが【イヌ】なんです。
一方樹上生活を続け、樹上の環境により適応したのは【ネコ】なんです。
さて、ここで問題です。
この「普通」でなくなってしまったミアキスは「障害者」なのでしょうか?
大きな環境変化にそれぞれ適応しただけのネコとイヌ。しかし元祖ミアキスを基準とするとイヌは異常といえるかもしれません。
パソコンやゲーム、携帯電話など「著しく急速」なデジタル化による生育環境の変化、ネットへの適応はヒトのコミュニケーション能力を犠牲に新しい時代におけるヒトの進化の傾向(多様性型)を示しているという視点はどれだけ正当性があると考えられますか?
イヌ的なミアキス、ネコ的なミアキスに分岐が始まった時代、元祖ミアキスは樹上生活に適応せず木を降りてしまった少数派を障害のある異常者と認識し排除しようと行動したでしょうか?おそらくそれぞれの居場所へ移住することで「住み分け共存」していったはずです。
一方ヒトはイヌ型ミアキスとネコ型ミアキスを樹上か平原かどちらかで生活を強要するように、同じ環境に異なる発達をした多様性型のヒトを押し込み生活困難な方を障害者と括っているのではないでしょうか。
イヌ型ミアキスに薬を投与して心体が適応した平原を忘れさせ樹上生活への恐怖を軽減させたら、果たしてイヌ型はネコ型と対等に競争し共存することができるのでしょうか?
一生態学者から発達心理学への提議です。現在人口の1/15に達していると言われる発達障害者は日本で10,000,000人という計算です。これだけの比率ならば冗談でなく進化の過程とも受け取ることができるのかもしれません。関係メディア、ネット住民の皆様にもお願いです。どうか慎重に報道下さい。
■今読んでおきたい最新研究の動向について
「ミアキスの進化から考える発達障害の問題」 http://anond.hatelabo.jp/20170522132625 について http://q.hatena.ne.jp/1495428314#comment でコメントを書いたので転記+追記 生物学を発達障害者擁護にこじ...