2016-09-19

固定残業制度について

3年前に経営トップ会社給与体系を改定

固定残業制度を導入した。

理由一言で言えば、人件費予算超過することが多く、膨らみがちであることと(人件費予算が最も大きい事業である・・・)、

残業申請する人が限定されていて、"平等ではない"という考え方から固定残業制度を導入。

合わせて、○○時になったらPCシャットダウンといった施策も導入。

結果どうなったというと、

固定残業制度の最たるメリットでもある、人件費もほぼ予算通りに推移。見通しがしやすくなったのは確か。

また、固定残業時間を超過してしまう人もいるにはいるが、PCシャットダウン制度を導入したこともあり、

固定残業を超過する人は減り、確かに"平等"にはなったのかもしれない。

残業は減ったし、人件費も大きく変動しなくなって企業経営的にはよかったのだけれど、

個人的にはこの制度を導入して本当によかったのか最近悩んでいる。。。

この制度を導入するにあたって、契約している社労士から勧められたというのもあるし、確かに企業経営という観点からは今のところメリットしかないようにも思うが、

求人の際に、固定残業の開示が義務付けられるようになったり、何だかブラック企業典型例みたいな見方をされることも多いようだし、

(因みにそういった見方もされているような話をすると、経営トップ義務より権利を声高に主張する人が増えたなどと機嫌を悪くする)

最近では36協定見直しについての報道もされてきているし、何より残業時間は確かに減ったのだけれど、なんだか従業員の顔色をみると納得していない。

"残業代を満額出さない"と受け取ったのか、制度自体をしっかり理解してもらえていないのか、"あれだけ残業したはずなのに残業代が少ない"とこぼす人もいるようである

確かに固定残業制度を導入したこともあり、月次ベース残業代が大きく変動することはなくなった。

ただ、だからといって、個々人の従業員給料が大きく目減りしたというかというと決してそうではない。

弊社の経営トップはその辺の気配りは出来る方であり、結果、手取り支給額は従前の給与体系とほぼ変わらない額(というか、寧ろ増額になるように設定)が大半であった。

前職も同じだった。繁忙期は全社員残業が100時間を超えるような、割と付加価値の高い事業ではあったのだけれど、

まり仕事のキツさに突如として退職する人が相次ぎ、経営トップPCシャットダウン残業削減を推進する制度を導入。

確かに残業は減ったし、仕事は楽になった。

だが、その結果、サービス対応の遅れを招き、売上減が続いた。


前職と今の会社自身ポジションは異なるが、"残業"についてどういった制度を設けることが会社全体としてよいのか悩んでいる。

いや、フルで残業代出せばいんじゃないの?っていえば、それだけの話なのかもしれないのだけれど、

企業経営的な視点でみるとなかなか厳しいのです。恐らくフルで出しても利益は出るとは思うのだけれどね。

なかなかうまくいっている会社の話を近場で聞かないので、思い切って増田で聞いてみました。。

※某地方会社の話です。従業員の平均年収は500万円くらい。その地域の中ではまあまあ知名度はある会社です。

  • 最初に考えるべきことは、どうすれば残業を無くせるか?であって、 それが達成できない状況下では、残業制度をいじったところで万人が満足できるものにはならんと思う。 固定残業...

    • そうですよねー。確かに残業をどうすればなくせるか?を考えることが大事ですよねー。 "サービス対応は今までと変わりなく且つ残業をなくす"にはどうすればいいか?が全てなんでし...

  • 残業する人をみてよく思うのが 「その仕事は客に求められているのか?」 「その金額でどこまでするのか?」 と言う事です 日本はサービスにお金を払わなすぎです あと日本は「おも...

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