朝の8時半から、夜の10時近くまで働いて、
もともと身体が弱い人間だったため、一年間働いた末に体調を壊し退職した。
両親もある程度裕福なため
前職の影響か、睡眠薬を服用するようになった。
体調はうまく戻らず、
バイトで仕送りで足りない生活費を稼ぐので精いっぱいになっていた。
年があけるころには、喪失感や虚脱感で勉強ができなくなっていた。
旧帝大卒といっても、既卒にはグレー案件しか残されていないことを知った。
そうこうしているうちに公務員試験の時期が来た。
大学で英語を先行しており、国家系はボーダーギリギリで逃げ切れた。
多少の激務だろうと、前職よりお給金もらえると思って、
勉強できてないことに変わりはない。
地方に受かる自信はない。
突き付けられながらも、
男に生まれたら、逃げ道はないんだ。
女が全員結婚できるわけじゃない、、、