http://anond.hatelabo.jp/20160609225646
批評を読んだことがない人間ほどそれを軽んじる。絵が駄目という感想を批評と勘違いするレベルで頭が悪くなる。愛がないからなどと狂ったことをほざく。増田はアート鑑賞というが、実際に鑑賞したことがあるのか。アートは本来教養が必要なものなのだが。自分が好きなものが良いものでそれこそがアートだという幼稚な考えだろうか。
その結果こうやってなんのエビデンスもなく思い込みだけで勝手に妄想を披露しているが、自分がいい観客だなどと騙るのは救い難い。
漫画は手法として小説に近いくらい自由度の高いメディアであり、実写映画はその他映像作品や演劇と比べてもさらに自由度が低い表現だ。映画では空を飛ぶという表現ひとつとっても、物理的な演出に目を配らなければいけない。演劇やMVでは許される飛行描写も映画では許されない。
また、実は漫画はかなりの比重がテキストにある。視覚的パートのはずのバトルシーンを見ても、攻防は内面の声などのテキストで展開される。心理描写の多いテキストベースの原作は、本来視覚ベースの映像表現に向かない。そのため、小説のようなテキストを映画化する場合は内面描写をなくし、また視覚的な小道具を加えるなどあえて違うアイデア・アプローチをすることで原作の内容を伝えようとする。しかし漫画は内容を絵で表現するため視覚的イメージも固定されているので、実写化はさらに難しくなる。
このように自由度が高く視覚イメージの強い漫画を、自由度が低く視覚的な映画表現に置き換えることは単純にハードルが高いのだ。小説原作のように大胆な改変が必要なのだが、幼稚なファンの声がネットを通じて取り上げられ映像表現のための改変にも文句をつけるのだから地獄だ。こうして漫画原作映画はクソばかり出来上がる。
手法が違う原作のイメージに引きずられた方が映画としては失敗するのだから、ネットでよく言われる狭義の「原作への愛」は関係ない。原作へ遠慮した方が悪影響を与える。
もちろん映画ファンより漫画ファンの方が優れた批評家だから漫画の方が優れているという事実もない。何より漫画は評論がされなさすぎだ。だから馬鹿も多い。
原作厨は原作を読んでればいいと思うのに、わざわざ映画館へ行って「こんなのは◯◯じゃない!」と言う。 その心理は良く解りませんが、原作モノがダメな理由とは関係ありません。 ...
■原作モノがダメな理由 http://anond.hatelabo.jp/20160609225646 批評を読んだことがない人間ほどそれを軽んじる。絵が駄目という感想を批評と勘違いするレベルで頭が悪くなる。愛がないから...
「漫画は制作費が桁違いに安い」って一番大事な要素が抜けてるだろ…
最初の2行しか読んでいないが、自分の好きな作品が色々な表現で楽しめるのなら、それに越したことはないだろう? 期待して行くのも、その結果自分に合わなくて愚痴るのも、不思議...
漫画のクオリティが高いのは、コンテンツの裾野が広いからだよな。 プレイヤーが多ければ、平均レベルは下がっても、自然とトップ数%のクオリティは段違いになる。
最近は「このマンガがすごい!」とかマンガ評論も少なくないし、 流行ってるマンガは評論ありきなとこが正直あるよ
マンガには日本で最も質の高いクリエイターが集まってる() →なぜならマンガに批評家は必要ないから(?) →必要ないのは日本人全員が批評家だから(??) →でもマーケットを形成するには...