去年アメコミにはまった。アメコミというかマーベルの某キャラにはまって、原作のコミックにも手を出すようになり、今では慣れないながら原書なども辞書を引き引き追いかけている。
ちなみに旬のデッドプールではない。(デッドプールも好きだが)
ところで、単に"アメコミを読みたい"だけならともかく"『アメコミジャンル』についていけるようになりたい"を目標にして入門すると、意外と戸惑うことが多いように思う。
自分の周りでも結構「ツイッターでアメコミジャンルの人をフォローしてみたけど、いつまで経ってもファンの人の話が理解できるようにならない」というようなぼやきを見るのだが、個人的にこれはよく言われるような英語力の差から来るギャップではない気がする。
「ジャンルの人のツイッターをフォローしてみたけど~」的なことをぼやく人は、おそらくツイッターをフォローした時点で日本のアニメや漫画などのファンコミュニティと同じように、いちファンとして対等に馴染んで行けることを期待している人ではないかと思う。
しかし、はっきり言ってアメコミジャンルは「○○(キャラ)のことが好き/気になる」というだけでは、他のファンの人とほとんど話が通じない世界だと思った方が良い。そのキャラに関する知識量が違うからではなく、そもそも「共通の話のタネ」が存在していないからだ。
ここが一番の違いだと思うのだが、国産アニメ・漫画等のジャンルには"ファンならばこれは知っているだろう"という明確な原作(底本)が存在する。
そのため新規にファンになった時点でも、その原作さえ知っていれば古参の人とも「○○(キャラ)ってこういう所が良いですよね」などと対等に話ができる。
だがアメコミの場合、大抵のキャラは一人につき複数のシリーズを持っていたり、そのシリーズにしてもそれぞれ原作者(ライター)が違っていたり、能力や人間関係等の設定も時期ごとにかなり変わっていたりするので、「○○(キャラ)ってこういう所が良いですよね」と言うだけでは、「私の知っている○○(キャラ)とは違う」と思われてしまう。
相手に通じるよう丁寧に言おうとすると、必然的に「××(ライター名)の書いた第2シーズンの○○(キャラ)はこういう所が良いですよね」という感じになる。
別にライターの名前を知っているから俺は詳しいんだぜアピールをしたいわけではない。こう言わないと「自分の想定している○○(キャラ)」についての話ができないのである。
したがって、最初から同じアメコミキャラが好きな人に自分のイメージする○○(キャラ)を当然のようにぶつけて行くと、まず間違いなく会話に壁を感じるようになると思う。
アメコミジャンルで交流をしようとするなら、好きなキャラについて少なくとも以下のことは調べて明らかにしておくと良い。
当然だが映画の○○(キャラ)は好きだけどコミックにまで興味はないという人が、コミックの○○を追いかけている人の話を無理に理解しようとする必要はない。
コミックファンにとっても然りで、映画の○○にはノータッチという人もいる。
同じ名前のキャラクターが好きでも、実質全く別のジャンルの人同士なんだと認識しておこう。
このように自分のファンとしての立ち位置を確認しつつ、次は「この人の話している○○(キャラ)は、どんな○○なんだろう?」と相手の持っているキャライメージを意識するようにして行くだけでも、かなり『アメコミジャンル』内の人たちとスムーズな話ができるようになるのではないだろうか。相手の○○(キャラ)に興味が沸いたら今度はその○○を一から知って行こうとすれば、自然と話せる話題も広がって行くだろう。
http://anond.hatelabo.jp/20160128141429 これ面倒すぎてアメコミジャンルに手を出すのやめたわ 私は映画のあの子たちの関係で充分です 映画とは関係性違ったっぽいし