「俺はそれを知っている」という自意識を介在させて見ているから、そういう心理に陥るのではないか。
すこし余計なお節介、いやお説教をさせてもらいたい。その高尚な自意識を消し、赤ちゃんのような無地でフラットな心持ちで鑑賞するスタイルを会得すれば、きっとレパートリーは広がる。この手の自意識は、「SFとしてはガバガバ」「何々のパクリ」などと言い放ち勝手に冷めてしまうアンチ気質の人々と同じ種類のもの。そんな上から目線で、あまつさえ「あぁ、今だけ受ければそれでいいんだな」なんてメタな目線で作者と対決するような物腰では、作品に込められた繊細な表現や演出の意図を取りこぼし、美点を感じ取れずに素直に感動できなくなってしまうだろう。
作品鑑賞は自分と作者の知恵比べではない。美意識の対決でもない。そういう楽しみ方をする人もいるかもしれないが、元々は作品自体を楽しむために見ているはずだ。
作品鑑賞とは、作者のノリに合わせることで、作者の作りし世界に没入しようとするごっこ遊びだ(小説好きな人はこの能力が高い)。とはいえ、ごっこ遊びが苦手な人でも、没入できる作品はある。矛盾のないように記述を凝らした、完璧主義の脚本ならば、誰でも没入できるのだ。とくに海外の大作あたりなら、必然的に精緻で上品なストーリーになる。文化の壁もあるから「俺はそれを知っている」状態も起きにくい。でも、そういう創作姿勢は、一つの美意識ではあるものの、絶対正義ではない。絵画でいうと写実主義だけを評価するようなものだ。
幼児と会話するときにあなたはどう意思疎通を図るか考えてほしい。その時のあなたは柔軟に好意的に欠落を補完しようとする。その時と同じような創造的な姿勢が、作品鑑賞をする読み手にも求められるのだ。なぜなら、作品というものは幼児に等しいものだから。それほどに、独自の世界観を持っていて、少しずつしかその全容が見えてこない存在であるからだ。そう捉えてもなお、作品と向き合うのが厳しいと感じる、あるいは得たものが少ないと感じるなら、それはあなたには合わない作品なのだ。対象読者ではなかったのだ。そうしてただ去ればいい。でもそれは寂しいことだ。寂しさを生んだ原因を作品だけに求めないでほしいと思う。
アニメでもマンガでも小説でもゲームでも映画でも。 例外なく鼻白む。 そういう表現が出てきた時点でもう続きは見ない。親と一緒にテレビ見ててエロいシーンになったときの気まずさ...
「俺はそれを知っている」という自意識を介在させて見ているから、そういう心理に陥るのではないか。 すこし余計なお節介、いやお説教をさせてもらいたい。その高尚な自意識を消し...
こういう創り手がいたら純粋にキモい 俺の作品に感動できないのは読者が悪い 俺の作品をこうだと決めつけるのは没入できない読者にも問題がある 透け透けのメッセージや自我が見え...
事実を指摘されて「キモい」「イタい」みたいな反論しかできない人
メッセージが見え見え自我が強すぎて没入できない下手くそという事実を指摘された結果、顔真っ赤にしてイタいキモいにしか反応できなくなる間抜けは筆折ってくれよ どーせ会話ばっ...
「メッセージが見え見え、薄っぺらい」そのようにしか感じられないのなら、その作品はきっと童話のようなもので、成熟したあなたに合った作品ではないのだろう。 ……本当にそうで...
反応したということは期待を寄せているに違いない!!と他人の内心を既定して解釈したり 評価する人もいるに違いない!!という空想で現実逃避するのはやめような むしろネットにお...
赤ちゃんのようなフラット云々カンヌン それってつまり自己否定しろってことだよな フラットにするって自分を消失させろってことだろ? そんなことできるわけねーだろ 二重人格のフ...
常に自我をなくして見ろという訳ではないよ。自分の人生に照らして感動できる作品であれば、素直にそのように見ればいい。それが出来ないほど自分の常識や美意識を逸脱した作品に...
で作品の薄っぺらさを誤魔化すのであった、作品の美しさ!はお前の自我に過ぎないんだがな笑 http://anond.hatelabo.jp/20160108185914
それは自我を無しにして見続けられるようなクソどうでもいい内容の作品ってだけだろ 本当に感動したら嫌でも自分が出てきます どうでもいいことでは人生豊かになりません
作者の人間性が透けるからでしょ 要するにそういう顔も見えないような人間が作って愛用してるその場限りの言葉を借りないといけない技量と器量の狭さ それがすぐに透けてしまうから...
脱線と連想ばかりで長文書くのがおもしろいみたいな風潮もイタいよなー
わからなくないけど 電車男は突き抜けすぎててパラレルワールドとしてみれる 10年以上前のドラマだから時代が違うと割り切れるところも大きいが
『風光る』なんかでも当時の全共闘とかその手の空気がパッケージされてるけど、今似たような事になってるし。 時代を回すことができればいいだけだ。若い子がTOKIOを聞いて生まれる...
なるほど、携帯電話もポケベルも黒電話もダウトですな。 あぁ、電車や車・バイクも、いずれなくなるからアウトか。 これ、家屋もダメなんジャン? さて、何を描こう?
宇宙すらいずれ終わりを迎えるから無理だな
これ、実は映画とか舞台とかの脚本では意図的にやってることがあったりするので注目してみるといいぞ。 例えば三谷幸喜の映画なんかでは、滅多に携帯電話が出てこない。 雰囲気的に...
キャラにチョベリバ言わせてた作品は出た時点で既に寒かったのを思い出した。 作ってる間に古びたんだろうな… というか本当にチョベリバ言ってた女子高生なんて本当にいたんだろう...