これは以下のブコメに対する指摘です。
『これまでの報道の中で、韓国が登録に反対したという話は出てこないのだが「反対工作」って何?』
http://b.hatena.ne.jp/coper/20150714#bookmark-259345801
工作というにはあまりにも大っぴらすぎますが騒動の初期には次のような動きがありました。
2015年5月12日、韓国は国会で世界遺産登録に反対する決議をしました。
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_9446700_po_02640116.pdf?contentNo=1
『慎重を期するよう丁重に要請する。』とありますが、先に『外交的挑発行為と規定し、強く糾弾する。』とあるので、登録するのを考え直しなさいという意味でしょう。
『朴槿恵(パク・クネ)大統領は20日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のボコバ事務局長との会談で、日本による「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録申請を「世界遺産条約の精神に反し、国家間の不必要な分裂を招く」と述べた。』
http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2015/05/21/0400000000AJP20150521001200882.HTML
6月の上旬は外相が韓国の立場に立つようにドイツやクロアチアへ訪問していました。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2015/06/11/0400000000AJP20150611002700882.HTML
当初、韓国はオール韓国というレベルで明確に登録に反対していました。
しかし、仮に登録されてしまったら外交的敗北が明らかになるため強制労働を認める文言を入れさせることを表向きのゴールとして設定したようです。
もちろん、表向きのゴール変更し、日本と直接交渉に入った後も、表に出てこないところでは登録阻止できればラッキーという気持ちで動いてた可能性は充分にあると思います。
大きく吹っかけて妥協点を有利な点に持っていくという交渉上のテクニックを考えると、韓国の望んだ文言を入れさせる交渉と登録反対の交渉を明確に区別することは難しいです。
報道だけでもこれですから、交渉の現場の人間が工作をされたと感じるのに充分な、苛烈な外交戦があったのでしょう。
それから、これは政府の工作だと結論付けることはできませんが、日韓の協議が始まった後も一部の国会議員や団体が登録阻止のために動いていたという報道があります。
http://blog.livedoor.jp/rakukan/archives/4895744.html 引用元URLは会員登録しなくてもhttp://archive.org/web/ を使えば見れます。
『韓国側がユネスコの諮問機関(イコモス)の全審査委員国を訪問し、産業革命遺産の全施設を批判する文書を渡すなどしていた』というのは、韓国政府側が手引きした可能性もありますが、こういう団体の働きではないでしょうか?
そうだね、反対してたね。 で、「反対工作」って何?
低能議論なんてしなくていいよ まず「工作」を定義しろ