2014-12-11

Windows クリーンインストール手順について

 自身、年に数回やっている事なのでメモとして残しておく。 ただし Win 8 以降に関しては当てはまらない事も有るかも知れない。


1. 下記をあらかじめダウンロードしておき、CD-RWUSB メモリに書き込んでおく。

 a.最新の Windows サービスパックWindows インストールメディアが最新サービスパックを含んでいればもちろん不要

 b.チップセットドライバIntel場合インテルチップセットソフトウェアインストールユーティリティhttp://www.intel.com/p/ja_JP/support/highlights/sftwr-prod/inf

 c.SCSI or AHCI ドライバWin Vista 以降は標準で AHCI に対応したので不要

 d.対応する最新の DirectX http://support.microsoft.com/kb/179113/ja (なお AMDビデオデバイス場合は不適合でブルースクリーンとなる事がある)

 e.各種デバイスドライバ特にビデオと有線ネットワーク必須

2. BIOS 設定を確認する。 AHCI が使えるなら、AHCI にしておく。 ブート順序(どのディスクデバイスから起動するか)も設定する。

3. Windowsクリーンインストールする。

  この際、起動デバイスをどのようにパーティショニング(分割)するかを考え、起動用パーティションを確保する。 既存パーティションをそのまま使う人もいるが、面倒であってもいったんパーティションを削除して新たに確保し直す事を推奨する。

4. チップセットドライバインストールする。

  これは Windows サービスパックや他ドライバよりも先にインストールする事が推奨される。

 http://www.intel.com/jp/support/chipsets/inf/sb/CS-009270.htm

5. Windows サービスパックインストールする。

  他に何かをインストールしていると、それが要因となってサービスパックインストールに失敗する事例があるため、チップセットドライバの次に優先的にインストールする事を推奨する。

6. DirectXインストールする。

  Win XP の頃まではビデオオーディオドライバよりも先にインストールする事が推奨されていたが、Vista 以降はマザーボード事情により左右されるようになったので、この時点でインストールしなければならないとは言い切れない。 DirectX の最適なインストール時点は、個々の事情に合わせて調査する必要がある。

  ちなみに現在DirectXWeb インストーラ http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=35 が主流であるため、8.項以降にインストールしても問題は無いのだろうと推察される。

7. ビデオデバイスがあれば装着し、そのドライバインストールする。 場合によっては適宜設定を行う。

  Windows はもともと標準ビデオドライバを内蔵しているが、(たとえオンボードビデオであっても)より適合したドライバでそれを上書きする事を推奨する。

8. オンボードデバイスオーディオ、有線ネットワークなど)のドライバインストールする。 また、後のトラブルを避けるために、ネットワーク名を半角英数字だけに変更する事を推奨する(※1)。

9. その他のデバイスを装着し、ドライバインストールする。

  要するに、ハードウェアデバイスインストール順序は、より「内蔵」度の高いものから、低いものへと行うのが原則である

10. Windows アップデートを使えるようにする。

  Windows の状態によっては、Windows アップデート自体がすぐに使えない事がある。 そのような場合Windows アップデートを行おうとすると、Windows から指示が出されるので、それに従う。

  ここで失敗する場合インターネット接続問題がある可能性が考えられる。 ネットワーク設定を確認する。

11. ライセンス認証を行う。

  メーカーPC におけるプリインストール Windows場合不要

12. Windows Genuine 検証を行う。

  http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/genuine たとえメーカーPC であっても、中古品場合検証を推奨する。

13. Windows アップデートで、まず Internet Explorerバージョンを上げておく。

  先にこれをやっておく事で、古い IE の余計なアップデートパッチ適用しなくて済む。

14. Windows アップデートを行う。

15. この時点で、システムバックアップを作っておく事を推奨する。

以上


※1

 実際に起きた問題例として、サードパーティ製のファイアウォールソフトが、日本語を含むネットワーク・アダプタ名を認識出来なかった、という事があった。

 これに限らず、海外製のソフトを使う事が多い場合フォルダ名やファイル名などは、極力、半角英数字だけを使うようにした方がトラブルを避けられる。 本来、そうであってはならない事ではあるが。

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