2014-11-08

8ヶ月付き合った外国彼女と別れた

自分スロット転売で小銭をかき集めた大学生だった。

特殊学部なこともあり、就職に関しても不安は無く、全てを使うことにした。

とりあえず、時間がないとできないこと…つまり旅行に行き始めた。

国内を回ったりしながら海外にも行った。

つたない英語ではあったが、一応意思疎通はできた。数字が伝わるのが大きい、と個人的には思った。

海外を回る中、イタリアに行った。メシはうまく旅行は楽しかった。

外に出ればどこでもタバコが吸える天国であった。

ローマも良かった。死ぬまでにコロッセオを実際に見ることができるとは思いもよらなかった。

旅行中の宿でその女性出会った。

自分にはそんな気が全くなかったが、LINEアカウントを交換した。

帰国後も連絡を続け、告白された。

こういうのも面白いかな、と気軽にオーケーした。

時差は7時間程度あったのだが、夕方からはお互い活動時間になるので連絡を交わした。

今日は何があったとか、他愛のない会話を続けた。

将来結婚することにはならないだろう、という確信が心の奥底にはあった。

互いの文化の違いは面白い反面、意思疎通ができないということだ。

会話の最中に笑うなどということは許されないということにも気づいた。彼女にとって笑いは嘲笑なのだ

それに観光ビザでは就労はできない。

ということは実際に会い、恋愛をする費用彼女さんが生活するお金は全て自分持ちだ。

自分イタリアに行ってもいいが、すでに破綻しかけた国だ。

イタリア人大卒でさえも仕事は無い。アルバイトなどあるわけがない。

付き合って7ヶ月、彼女さんが日本留学しに来るということがわかった。

こんな言い方はどうかとも思うが、急激に恋愛現実感が見えてきた。それと同時に彼女さんに辛く当たってしまった。

いや…違う。連絡の内容の重要性が増すに連れ、意思疎通ができているかを確実に掴む必要があった、と言い換えても良いのかもしれない。

結果、プライドが高い彼女さんの心を傷つけてしまったのだった。

そんな自分に愛想をつかし、別れを切り出した彼女さん。

恋愛は片方が許容できなくなればお仕舞なのだと思う。

この恋愛には思い出が全くないのだ。遊びに行くこともなく、全てのログLINEに残ったメッセージ写真だけだ。

攻殻機動隊のような読後感のある恋愛だった。後悔も無ければ得られたものも少ない。

次はせめて後悔できる恋愛をしようと思う。

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