2012-09-15

尖閣バカと竹島バカ 二方向面対応を強いられる無能とデバガメ

■二方面対応はバカのケンカ


太平洋戦争日本が侵したミスのうち、前段の甘い判断「中国米国を同時に相手にしたこと」

現代戦略史において指導部の無能ぶりと、教訓を示す教材となっている。

ケンカでも武道でも戦争でも、またビジネスでも「1度に戦う相手はひとり」の鉄則がある。


『二方面への同時対応は絶対にやってはならず、

 二者と戦うなら、一方との戦いが終わるまで片方とは手を結ぶフリをしなければいけない』


この問題も最後は落としどころを見つけて収束するし

間違っても戦争にはならないが、日本が失うものは多く、実質的な発言権を削がれ

二島の問題を処理出来ないという弱みが明瞭になる。

二方面対応を止めないと、収束するにしても多くを失い

今はすでに止められる雰囲気ではなくなっている。

このままいけば、収束には第三者の調停必要となり、

調停者は米国クリントン国務長官あたりになるだろう。


■二方面対応を仕掛けて得をするのはダレなのか


今回、訪米中の石原都知事尖閣の問題を持ち出したタイミング

大統領竹島訪問がシンクロした。

今後は日本中国韓国政治指導部の交代時期だが、

三国のだれが領土問題で得をするのかどうか、マスコミ全然報道しないし、討論もない。


政治指導部の転換期】

 日本2012年10月 衆議院選挙(予定)

 中国2012年11月 指導部交代

 韓国2012年12月 大統領選挙


中国尖閣を欲しがっているのは事実だろうが、時期的には今である必要全然ない。

むしろ自国の力がさらに上がり、日本もっと弱ってからでよかった。

から中国としては『なんで今やるのか!?』とかなりイラついている。

二方向問題の原則は当然、国内国外問題にも適用される。

歴史的にずっと棚上げされてきた問題を、なぜこのタイミングで持ち上げる必要があるのか?

国同士の駆け引き、問題には必ず利得が絡んでいるが、現状で得をしているのは

せいぜい、国内問題の不満・うっぷんを向けさせる程度だろう。


具体的に言えば、

日本 原発問題から目を背けさせたい原子力ムラの面々と支援者

中国 慢性的になりつつある格差問題から目を背けさせたい党中央

韓国 大統領支持率低迷と任期終了後の保身を兼ねたい連中

いずれも紛争に発展しえる問題(リスク)を、メリットに繋げる理由としては弱い。


あえて領土問題を引き起こす理由に足りるのは、調停者として登場することで、

日本中国韓国の接近を阻み、極東での影響力を維持したいデバガメ的な米国の勢力だろう。

二方面対応にならなければ日本は困らない。調停者を呼ぶ理由にもならない。

歴史的に同じ轍を踏むだろうと見越した連中に、

二方面対応の罠をかけられ、まんまとはまり込んでいるのが今の日本の姿である


領土問題領海問題で勝つ


自分日本国民なので当然、尖閣竹島も正式に日本国領土であるとしてもらいたい。

ふたつとも貴重な漁場だし、尖閣付近には海底資源もある。

現代戦争は完全な経済行為から、勝ったとしても恐らく赤字である。(弾>>>魚)

から、勝つつもりなら最低でも50年計画くらいは建て欲しいと思う。

海底資源を獲得するにしても、開発に2〜30年はかかるからだ。

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