はてなキーワード: 飛び出し注意とは
つい先日、いつものように晩御飯を食べている時に夫が「今日の昼休みに会社の先輩に連れられて鹿狩に行ったんだよー」と報告してきた。「え?すごいね…」と言いながらドン引いた。というオチなし話です。
夫の趣味は旅行、読書、週末にクラフトビールを飲むことくらいだったからちょっと興奮ぎみの笑顔で報告されてびっくり。
住んでいるのは都会まで新幹線で1時間のまぁまぁ田舎県、山の麓。自宅付近の道路には動物飛び出し注意の看板もあるくらいには鹿やたぬき等の野生動物はご近所さんの土地。
夫の話によると、会社の先輩(独身、狩猟免許持ち)が狩猟好きで、会社の裏山に罠をしかけていたところ、小鹿がひっかかったので夫の後輩1人も道連れに3人で処理しに行ったんだと。
「みてみてー」と差し出したスマホには1mくらいの小ぶりな鹿が木々の間から大きな目でこちらを見ていた。その後の事は聞かない方がいいよ、と言っていたので聞かなかった。
可愛い子鹿を、まだ生きてる個体を殺せちゃう冷酷さというか、嫌なら断ることも出来るはずなのにしなかった事とか、罪悪感を感じさせない夫のサイコ感というか…。
食肉用として産まれて育てられて出荷された豚と、今回の鹿は何が違うんだと言われると言葉につまる。私だってお肉は好きだし、野菜も食べる。
鹿は人の畑を荒らす害獣で、免許を持った人が適切に狩る分にはむしろ地域貢献しているのだというコラムも見た。
そうなんだろうけど…
その日から夫の手がとても汚らわしく怖いものに見えて、咄嗟に避けてしまう。
私が好きなその大きな手は、誰かを救うため守るために使って欲しかったよ。とは言えないよなぁ。
娘もはれて小学生になり、班を組んで登校が始まった。
朝7時50頃に子ども達が集まり、8時に出発。これを見守る保護者が必ず一人は必要とのことで、登校班の親が週1回のペースで見守り当番を担当することになる。
……朝8時に見守り当番なんてやっていたら、9時始業の会社には勤められないね。ここから都心まで1時間あるから。
だからといって登校班が悪ではないと思うんだよ。むしろ、地域で協力して登校中の事件・事故を無くしましょうっていう善の取り組みなのはわかる。
学校に登校中の安全を押し付けるのも違うと思う。公共の安全対策でやるべき話でもない。(すでに子ども飛び出し注意の看板などは立ててくれている。)
みんなが良くしようと頑張ってるのになんでこんなに苦しいんだろう。