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2015-12-11

私にはなにも残らなかった(12/13追記)

 今日大学講義を受けていてびっくりした。教授の話も、生徒から発言のたびに出てくる単語意味もわからなかったのである

 私は3年生なのに。しかも、これは専門科目なのに。


 私はオタクだ。友人も少ない。彼氏もいない。SNSアニメ鑑賞で時間を浪費し、バイトだけは人並みにしてお金を稼いではアニメイベント同人誌に使う、という生活をしていた。特に勉強したいこともなかったし頭も悪かったので、近所にある+たまたま受かった、という理由で、日東駒専レベル大学文系学部適当に入って、適当に過ごしてきた。

 だってそれでいいと思ったから。平気だと思ったから。やりたいこともないし、だったらただ卒業するだけでもいいや。学歴?もう知らない、気にしない。流されてもなんとかなるだろう。まあ、いいや。で、気がついたら三年がたっていた。

 来年から就活だというが、インターンもいっていないしESの書き方もわからない。SPI勉強もしていない。やってきたのはSNSだけ。あとはアニメを見て、ジャンプ読んで、それから……。それから?あとは何をしていたっけ。ゼミも入ってないから卒論書かなくていいやラッキー、ぐらいしか考えていなかったけど、そもそもの勉強はちゃんとしてたっけ?

 答えはノーだ。専門科目の話すら思い出せないぐらい、わたし勉強をしていなかった。あの科目でやったな、とかそれぐらいはわかっても、肝心の単語意味や成り立ちが理解できていなければ話にならない。

 たぶんこのまま卒業したら、この学部に入った意味はなかったことになると思う。


 最近オタクを続けることにすら疲れはじめてきている。1クールごとのアニメチェックが煩わしいとか、SNS話題に乗り切れないとか、かなりくだらないことで。たぶんやめること自体はそんなに難しくないし、SNSアカウントも消せと言われればすぐに消せるものなんじゃないかと思う。

 でも、もしオタクまでやめたら私には何が残るんだろう。


 というわけで、大学卒業をあと一年と少しに控えた今にして、私はようやく気づいた。大学三年、21歳、なんとかなる!でやってきた私の人生には、なにも残らなかったのである。なんとかならなかったのである

 残らなかったというか、そもそも手放そうと思ったらすぐに捨てられる物しか持っていなかったわけで、残るもなにもはじめから持ってなかったんじゃないか?という話だ。何もないことに気づくのに21歳までかかった。比較自由でいられるための猶予はあと一年しかないというのに。


 たぶんこのままだとまずい。大学卒業したんだから学部の話ぐらいはきっちりできるようにならないと困る。でも、もう三年の冬だし、そもそもやろうと思うことすらない。就職したい業界もない。まず何からしていいのかがわからない。

 タイムマシンがあればなあ、と少し思ったが、結局遡ったところで今と結果は変わらないだろう。私は同じ事を繰り返す気がする。だったら、今から必死にやるしかない。でも何を?わからないけど、やらないと困るような……。……この考えをループさせていて、いよいよ、私にはなにも残らなかったことを実感した。

 何からすればいいんだろうなあ。



12/13追記

 ブコメトラックバックがついていて驚いた。色々ありがとうございます。軽く触れます。ただこの話はネタではないです。


なんで卒業できる前提なのか?→今期の分を取り終えれば卒業単位まであと4単位なので、四年で大学週一日行けば卒業はできるはずだから卒論は必修になっていないので書かなくても卒業できます。そういう大学です。

三年のこの時期にわからないわけない/教室間違えたのでは→講義の内容をばらすと、その講義経営学とある一分野のもので、生徒の発言によって授業が進んでいく、という自主性が求められる講義でした。ここで「企業パフォーマンスを高めるためには、競合他社の動向を気にする必要がある」という話が生徒から出、教授は「競合他社というワードが出てこういう話になったなら、あと4つぐらいすっと出てくるよね?」「そう、ファイブフォースモデルが……」と続けたのですが、私にはちんぷんかんぷんでした。なんじゃいファイブフォースモデルって。(そのあときちんと調べました)

周りが平然と「残りの4つ」について発言していくのも衝撃的で、ああ、私は根本から経営学の基礎を理解してないから話と話を繋げられない=卒業したらなにも残らないな、と思った次第です。

これだけならともかく、そのあともコストリーダーシップ戦略と対をなす戦略についてもぱっと名前があげられなくて、なあなあでやってきた学問の知識が全くついていないことを理解しました。

就活しなよ→頑張ります

 
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