2024-05-02

"チー牛男性叩き"の何が問題なのか?

おい、文章なげーんだよチー牛!と言われる前にポイントを書く。

曖昧概念社会的弱者を生み出し、強者弱者を叩く弱いものイジメの構図が平然とまかり通っていること

ルッキズムに基づいた弱者イメージ商業主義において利用されやすく、チー牛顔に限らず今後も資本家による弱者イメージの流布・それを利用したビジネスが展開され経済的搾取を招きやす

以下、チー牛男性(概念)のことをチー牛と省略して書く。

一. 弱いものイジメの構図

チー牛に限らず、大衆にとって"叩いて良い対象"となったもの相手人間だろうと平然と"リンチ"のような誹謗中傷が行われてきた。

例えば不倫が発覚した芸能人詐欺を働いていた実業家など。

しかしチー牛はそれらとは大きく異なる。チー牛男性というあの一枚絵に象徴されただけの曖昧概念であり、一個人や団体ではない。

では概念を叩いているのか?それは違う。叩きたい人がチー牛男性という概念引用し、社会的弱者として扱い叩く。ここにチー牛叩きの問題本質がある。

真の問題はチー牛という概念でも、ルッキズム至上主義でもなく、社会的弱者を誰でも簡単に作り出すことができ、レッテル貼りによるリンチが平然と横行している点だ。

そしてもはやチー牛という概念を使ったリンチネットに留まらず、現実社会においても表出しつつある。

やがては子供学校社会にも影響するだろう。子供コミュニケーション能力成熟していないし、キャッチーワードに引かれやすいのでチー牛が合言葉のようにイジメキーワードになっても何ら不思議ではない。

ここまで書けばもう理解していただけるだろう。「なぜイジメダメなのか」を一から説明しなくとも、曖昧概念によるレッテル貼りで誰かを叩くというのは誰でも被害者になり得るし、加害者が許されて良い理屈はないことは自明である芸能人叩きでも、学校会社イジメでも自殺という最悪な結末によって事が収まる事があるように、チー牛叩きから人が死ぬこともあり得るのだ。


二. チー牛叩きは、ビジネスに利用されやす

全く別の観点での問題がある。ルッキズムに基いた社会イメージというものは「簡単に作り出せてしまう」ということである

ファッションが分かりやすいだろう、「今年のトレンドは〇〇」のように多くのメディア企業によって簡単イメージというのは作り出せてしまう。

恐らく直近数年以内に、「脱チー牛」を促すための邪悪広告メンズサロンか、美容院か、美容外科か、出てくるだろう。

恐怖心や劣等感を煽る広告効果がある。

ではその流れが終わったらどうなるか?

チー牛効果商売が繁盛すると分かれば次の弱者イメージを作り出し、それをネタにまたビジネスをすれば良い。美容系でなくとも、一時期バリバリ財布がネタにされたように何かを貶す風潮さえできればそれがお金になるのだ。そうして企業による不安を食い物にした経済的搾取を受けるのは一般人である


どちらの問題もチー牛男性叩きに限った話ではなく、過去似たような社会潮流はあるだろう。

この文章で伝えたいのは「強者側に回りたい人間私利私欲に加担してはならない」ということだ。あなた安易に加担してしまうことで被害を受ける人が生まれるし、あなた被害を受けない保証はない。ちょっと叩きたい、馬鹿にしたい人がいたとしても、その小さな悪意の集合体が呼び起こす邪悪について、今一度立ち止まって考えて欲しいものだ。

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