2024-01-10

画像生成AIの扱い今後どうなっていくかを予想する

現時点で、画像生成AIは「無断学習」を根拠に一部のクリエイターたちから蛇蝎のごとく嫌われてて企業PRAIを使うだけで苦情が殺到するレベルになってきてる

ただそれは倫理的検討を重ねてというより「自分の絵が知らない間に学習されてるのはなんかキモチワルイ」という感覚的な嫌悪感によるところがかなり大きい

Googleはもともとサイトデータ勝手スクレイピングしまくって検索サイトとか翻訳サービスとか作ってきたのだが、そういうのには文句いかないあたり、著作物学習することそのものは焦点じゃない

チャットGPTみたいなテキスト生成には甘かったりするし、人によっち漫画の改変コラという直球の著作権侵害かましながら生成AIに反対してたりするんだから

よって、現時点は画像生成AIに反対しているクリエイターたちも「なんか大丈夫っぽい」と判断しだしたらゆるゆるその機能を使い始めるだろう

本質的には同じ問題を抱えていても感情的に受け入れられるかどうかのほうが重要から

じゃあどのラインからクリエイター画像生成を受け入れだすか?

これは現在テック企業の動きを見ているとある程度予想できる

まず、画像を含む生成AIの開発がここから止まることはほぼありえないと断言できる

マイクロソフトGoogleAIに巨額の資金ベットしてしまったしもう引き返せない

多少強引にゴリゴリ進めながら落とし所を見つけていく腹積もり

当然反発もあるし、完全無視はできない

OpenAIやらMidjourneyやらは大量の訴訟相手にしてる

大まかに言えば全部「うちのデータ勝手に食って売り物にしてんじゃねえよ」という内容だ

落とし所はおそらく「学習元に利益いくらかを分配します」「違法データは言ってくれたら削除します」「生成AIの出力から学習したデータ学習をするのでクリーンです」あたり

そうなると、最初に和平条約を結んだところは生成AI進化を後押しする側に回るから風向きが変わっていくはず

並行して、AI仕事で手放せないくらい便利になってさら風向きが変わる

GoogleAmazonいかEvil行為をしているかは調べればすぐわかる

でも使うのをやめられないのは便利だから

逆にいうと、今画像AIが叩かれてるのは本職の絵師にとって大して便利じゃないからっていうのがでかい

絵描きにとって便利な機能が出てくれば評価はかなり変わってくる

たぶん最初に使われるは色塗りとか、壁や床のテクスチャ生成あたりからだろう

AIによる画風の再現とかは今後も「魂を傷つけられた」「自分作品勝手に使われてそうでキモチワルイ」と感じる人が多い

から単純作業っぽい工程AI代替できる仕組みから浸透し始める

それだって結局はどっかから勝手に引っ張ってきたデータミキサーで混ぜて作ったデータだという意味では同じなんだけど、あくまでこれは感情問題から

大量に絵を作らなきゃいけないソシャゲ絵師とか同人作家がおずおず使い出したらあとは早くて、構図からポーズから、かなりの部分をAI任せにしてもなんも言われなくなる

その頃には「(一応)(自称クリーンデータセット」みたいなもの定番存在するはず

この段階に来ると絵描き倫理観は「補助として使う分にはどう使ってもOK」「特定の絵柄の再現をやるのはNG」って線引きになってると思う

そんでさら時間が経つと、外部思考装置としてのAI生成が当たり前になって、ただの思考区別されなくなる

現代人がスマホでできることも含めて人間能力だと思っているのと同じ)

生成AI学習されたとき「魂の一部を盗まれた」と思う感覚だんだん時代遅れになって、著作権観念ごとゆっくり曖昧になる

集合的無意識みたいなもの現実化するイメージ

ストレートに実現するかはともかく、ビッグテックがやろうとしてるのは倫理観の書き換えそのものだと思う

うなっちゃうんだろうね今後

  • 大量の訴訟に対抗する準備として反論文書生成AIを作ってると思う

  • もう普通に企業では生成AI使われてるよ。いわゆる出てきた画像そのまま使うわけではないので、ぶっちゃけ言わなきゃわからないし気づいてないだけ 反発が大きく感じるのは昨今SNSの...

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