2015-01-24

ここ数年同人やりながらモヤモヤしてたこと

先日とある記事はてなに書いたところ予想を超える反響があり、驚いたと同時に怖くなった。

自分文章の書き方が悪かったせいもあり、意図しないとらえられ方をして記事が広まったり、どのジャンルかを突き止めようとされたり。

文章を書くのってやっぱり難しいな、と思いながら吐き出して単純に好きなことをする初心に帰りたいのでまた愚痴を吐く。

あくまでも私の近辺でそうなりつつあるという話で、どのジャンルでも誰のところでも同じことが起きていると言う話ではないのでうちのジャンルではそんなこと全くないよ勝手に決め付けるなという人もいるだろうそこはもうご了承ください。

私がここ数年同人関係でずっとモヤモヤしているってだけの話です。単純に時代の流れに自分がついていけていないというわけです。

人と人が関わるときの最低限のルールだと思うことを守っていると最近同人関係での交流は難しくなった、ということと、この数年で創作が楽しくなくなったと感じることが多くてなぜだろうと考えたらこういうことか?と自分の中で思ったことについてダラダラ書く。

まぁ似たようなこと感じてる人もいると思う。

違うよって人も同人って所詮趣味なので、ここでそんなこというやつは社会でもダメだとかそういうこと言わないでいただきたい。仕事ならそれなりに我慢も対処します。

同人趣味であり、好きな作品二次創作を行う上で人付き合いに悩んでジャンルを辞めるとか活動をやめるとかはバカバカしい。

でも女性向けでは誰とも交流なしで延々と萌を消化するのはなかなか難しくもある。

最近では数年前まであったサイト匿名拍手感想を送ったりという交流がなくなり、感想を伝えるにはピクシブツイッターで、というのが主流になった。

受け取った相手に誰からメール感想が来たのか伝わるようになった。

その分リプで直接やりとりが出来て、今まで声を掛けられなかった憧れの作家さんと交流できるようになったり、特定言葉検索を掛ければ同じ嗜好やCPの人を簡単に探せるようになった。

その延長なのかイベントでの本の買い方が変わった。

人気ジャンルではピクシブ作品を上げたりイベント前に告知をして、その人がどんな作品を描くのかある程度分かっていなければ本を買うことがほとんど無くなった。

あるいはツイッター交流している人の本を買う。

距離無し、クレクレ厨、鍵を掛けないままのエロネタ公式批判二次創作垢での公式へのリプや不躾な質問など、ツイッターの中には今までの同人の中ではタブーとされていたことがたくさん溢れかえっている。

もちろんそれはツイッターが広まる以前からあったことで、単にそれが表面に出やすくなっただけのことで見たくなければブロックでもリムでもすればいい。

でもやっぱり以前と比べると好きな作家さんのツイッターを覗いたら予想以上にイタイ人だった…というようなことが増えてしまった。

作品と本人は関係ないからといえばそれまでの話だ。そうなんだけどモヤモヤはする。

とあるスレ最近同人界での交流を『ヤンキーになる為というより ヤンキーに仲間と認めてもらう為に おかしい事と分かっているのに本当は吸いたくもないタバコ吸ったり

万引きしたり間違った努力をしちゃう そんな感じになってしまって疲れてしまった』ということを言ってる人がいて、これが実にしっくりきた。

自分もここ数年ずっとそんな感じで過ごしていた。

それは交流だけでなくて、一度関わってしまった相手の作品が実は軽く地雷だったり、キャラ解釈が違っていたり、もっと言えば知り合いの知り合い程度の人の作品が全く萌えなかったりしても、RTされれば褒める。TL上に作品が上がればとりあえずふぁぼする。

気づいたらそんなことをしていた。

同時に自分が描いたものに対しても同じことがされてるんだなと思うと虚しくもなった。

ワンドロだワンライだって毎日作品が上がる。

あれってふぁぼしたとして後でどれくらいちゃんと見るんだろうと。

毎日ふぁぼが増えていくとどんどん流れて行って、なんて言うのか完全に萌え使い捨てポイ捨てみたいになっている気がする。

もちろん中には自分作品を好きと言ってくれる人はいる。でもほとんどが通りすがりにちらっと見るだけ見てあとは噛んだあとのガムみたいにポイ捨てみたいな感じがする。

書き手の方も今まで長い時間掛けてひとつ作品を仕上げてピクシブに上げたりしていたのが、ツイッターで上げた落書きの方が手早くて話題になるなら、とそちらに傾くのも理解出来る。

 そんな中で創作する側は萌語りやネタだしの段階で呟いたことに対する反応の数でこれはウケる、ウケないがわかってしまうから書き手としてはどうしても反応の良くなかったネタを書く気にならずその段階で話が絞られて、じゃあそれが本当に今自分の描きたい話だったかとどこかで疑問が出たりするんじゃないか。

 少なくとも自分は以前は描きたい話を描いて、本になった後で気に入ってくれる人もいればそうでない人もいてというのが当たり前だったのが、描く前からもう人の反応を気にするようになって、この数年で描くことが楽しくなくなってしまった。

 あ、そうそれだ。と納得した。描く前にもう反応を気にしすぎてるから今描きたいものと描くものが食い違ってしまってるんだなーと。

 多分上手い人はその辺の距離感をちゃんと掴めてて、左右されない程度にツイッターや支部を使ってて続けられてるんだな、と。

 他人の目とか評価とか売れ行きとか、そういうのを気にせずに描いてた頃があったし、楽しかったなぁと。

 それがわかっただけでも良かったと思ってしばらく休憩して、ツイッターを距離をおくことにした。

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