はてなキーワード: 繁殖とは
LeafのPCゲームソフト『君が呼ぶ,メギドの丘で』を中古で買って遊んでみた。RPGをやるのは久しぶりだ。戦闘バランスが厳しめで難しいがなかなか楽しい。ただ世界観に癖があり,混乱させられる。頭を整理するためにテキストに書き起こしてみる。
物語を抽象化すると,「人を恣に扱う無慈悲な神に対する反抗」となる。作中には聖書からの引用や十字架など,キリスト教的ガジェットがあふれている。また一部の登場人物の名もユダヤ/キリスト教的背景を暗示している(例:マリア,ヤハ (Yahweh⇒Yaha),ナタス(Satan⇒Natas),エレミアなど)。そのため,ともすればこの反抗対象となる「神」はユダヤ/キリスト教におけるそれのように思われる。
しかしそう素直に受け取るわけにはいかない。物語の終盤には,「神」が少なくとも2回代替わりしていること,そして先代・先々代の神は現在の神に使役されるだけの存在になっていることが示される。先々代は竜。「私の頃には神はたくさんいた」という竜のせりふから,これは原始多神教における神であることが推察される。そして,竜を征服した先代の神がヤハウェである。……ということはつまり,現在君臨している「神」はキリスト教のそれではない。
ニーチェ的に考えれば,古き神々を殺したのはキリスト教の神であり,そしてキリスト教の神は超人によって殺される。超人とは外在的な道徳に縛られず己の欲するところをなすものをいう。この図式をそのままあてはめれば,メギド世界において人々を苦しめているのは超人ということになってしまう。この視点を念頭に,「事実」を整理してみよう。
神々はメギド世界の創造以前から存在したとされる。現在の神は,先代を征服したのち,メギド世界を創造した。これには目的があり,人間の繁殖率を調査するためであった。神は自らの代理人を作成して世界を改変する権限を与え,創造の補助にあたらせた。役目を終えた後,代理人は権限剥奪ののち解体されて人間を生み出すもととなった。実験目的であることから,人間が一定の人口に到達したら自動的に世界を自壊させる仕組み(世界時計)が設けられ,また人間の生息域は砂嵐によって画定された。なお,代理人から生まれた人間の一部は,世界の改変権を剥奪されずに保持していた。彼ら(=救世主)ならば世界時計を停止できる可能性をもつ。幾度となく救世主を中心に遠征班が組まれ,世界時計に挑んだがいずれも敗退した。
こうした「事実」からもユダヤ/キリスト教的な神の姿はうかがえない。信仰ではなくデータをとるために人間を創造した。作中では繰り返し,神の不在が強調される。姿を見せず,導きも罰も与えず,人間を滅ぼすことすら世界時計に委ね,世界に対しては完全に無関心である。私が連想したのは,ライフゲームを実行する科学者だった。オブジェクトをメモリ上に展開すること,終了条件を定めること,実験が終わったらメモリを開放することに,科学者が罪悪感をいだくはずがない。個々のドットの動きに対して導きや罰を与えるなど思いもよらないことだろう。
主人公たちが立ち向かっているのは,案外,知を手に入れて超人となり,神に死を言い渡した「わたしたち」なのかも,と考えると少し楽しい。私がもてあそぶプログラムが,私に対して怒りや信仰をもっていたら素敵だ。
横からちょっとつぶやきたくなっただけなんだけどさ、
「生物」としての「進化」って、ゴキブリみたいなののほうが理想形なんじゃないかなぁってちょっと思った。
生命力、繁殖力、適応力に優れてて大概の環境で何も考えずわさわさ繁殖できるっていう感じ。
今以上に知性なんて発達させたところで、今以上に複雑な社会を生み出して新しい社会問題を次々起こしては
「今の人類の大多数は○○を理解できてない!進化すべきだ!!」って無限ループにはまりそう。
大所高所から見ればオマエらずっと同じことやってるよ、的な。
知性を進化させ続けた人類の最後の選択は知性を捨てることだった、的なSFどっかにありそうだな…
…ほんとにつぶやきたかっただけで、まとまりも何もなくてアレですが。
院卒の給料で、しかもトイレ風呂キッチン共同の社員寮に暮らして、地方なのに車さえ買わずに休日引き篭もってるせいで月1で風俗に行っても10万くらいずつ貯まってるけど、同年代は実家通いじゃないとろくに貯金も出来てないらしい。
暮らすのが一杯一杯で、結婚なんてっつー感じだそうだ。
繁殖可能な年齢の男女がフルタイム働いて、二人の力だけで子供を育てられないってのは社会として欠陥があるような。
実家から通ってお金を節約、親の資産で結婚、血縁万歳、地元万歳。
日本の富のほとんどは60歳以上の貯蓄らしいけど、親子愛ってもののおかげで上手い具合に若年層に富が還流してるんだよな。
でもさあ、働く世代が働かない世代の富に支えられて生活をするっていう仕組みっておかしくね?
特に問題なく自分の子が子を持てるまで成長できる環境なら、むやみに子を産むコストやリスクをかける必要がない。
「生き物が必死に繁殖に励んでる」わけだから、それはそれなりに切羽詰まった状況があるとも考えられます。
あのさー。
すこーしだけ突っ込んでおくけど、どっちかっつーと正直「社会のために子孫を残す」とか考える人間の方が変だよ。
殖えすぎて環境悪化したから繁殖意欲が低下してんだよ。産まれた子どもにとって良い環境が整ってるかどうか、それこそ生物的に無意識に判断して子孫を減らそうとしてるわけで、そういう有機的な集団の内部システムのことを「社会」というワケだろ。みんながみんな「生物的本能」とやらで10人も20人も子どもうんだらあっという間に飢餓列島だろ。今の時代、子どもが減るの当たり前だと思わないのか?自分たちの周り見て。
色々騒ぐけど、結局
A現象
と
B現象
と、明らかに相関があると思わないか? それこそ「一匹の生物」として。
では生命とはなんだ?
いや横なんだが。
「人でなければ人権は要らない」「生命でなければ尊厳はない」を前提にしているようだが、例えば法律は「人権」とこそ呼ばないが、生命のない「法人」に権利能力を認めて保護している。そもそも「何が生命で何が生命でないか」なんて、未だに確たる定義がないしな。ロボットが自己繁殖能力と知性を備えたとき、それを生命と呼ばれるべきかどうかなんて、SF以外じゃまだ誰も真面目に議論してないぜ。現在の人類の認識だと「生命」じゃないのは確かだが、それじゃそもそも「人権」なんて概念自体、「人には人権がある」という思想自体、数百年前には想像すらされていなかったろうしな。
>あなたの感情移入だよ?
知性持つものにはすべからく尊厳が与えられるべき、と俺には思える。そして今のところ人類に「知性」をはかる手段は、「知性があるように見える」という外部からの推論しかない(cf. チューリングテスト)。
言い換えれば、お前の母親を称しているモノが、仮にヒトを模した知性あるロボットだったとして、それでもお前は「ただの感情移入だよ? 権利なんか与えなくていいよ?」と言えるのかどうか。
この手の社会ダーウィニズム的言説が疑似科学だという反論は増田でも何度もなされているのに
なぜ性懲りもなくこういう主張を行う奴が現れるのだろう?
参考:http://anond.hatelabo.jp/20080327221759
生きるために食べること、寝ること。交尾をして子孫を残すこと。これらは生き物として最低限の活動であって
その「最低限の活動」を全うできない個体が「劣っている」と評価されるのは至極当然のことだと思う。
とっくに学問的には否定されてる社会ダーウィニズムを信じている馬鹿がいつまでも淘汰されないのはなんでなんだろうね。
その、進化論的文脈でいう「劣っている」とか「優れている」は「繁殖」という一面に着目しての評価だから、あんたの言ってる「繁殖力の優れた個体は(繁殖力に)優れている」ってのは単なるトートロジーなの。そんなことぐらいちょっと考えればわかるだろ。
パイプカットってしたら性欲は無くなるんだろうか。
もてないかどうかは置いといて、モテたいとも思わない。女となんで付き合わなきゃならないのかってセックスの為でしょう。セックスが関係ないなら同姓でもいいんだし。
自分、もう性欲いらないな。ハードディスクの容量がもったいないし。通信コストもかかるし。むなしいし。
どうせ生殖しないだろうから、性欲がきれいさっぱり消せたらいいのに。そしたら、自分の苦しみの大きな一つが消える気がする。
性欲をきれいに消去できないのかな。医学的に。
女はいやだよ。なにかと男を評価するもの。だから自分は女を評価しない。
もうね、ダウンロードしたエロ動画が2テラバイトのディスクにも入りきらない。全部みてる訳がない。たぶん動画の時間を全部合計したら何年分もありそう。
しかも、ネットワークエンジニア&プログラマだから、モバイル端末でいつでもどこでもすぐ再生出来る環境まで作ってるの。こうなってくるとね、自分死ねって思えてくる。どうしようもない変態ですよ。病気の域でしょう。
仕事は毎日23時過ぎまでやってるでしょ。土日は休みだけど。実際の女なんて抱きたくないの。知らない女になんて触りたくもないから、性風俗は行ったことない。でも性欲は突如わいてくるんだ。会社のトイレで自宅のPCに新しく落ちてきたエロ動画をモバイル端末で再生するわけだ。
ようするに、情報時代の情報屋が、無尽蔵に手に入るメスの裸体画像に陥っているのだ。視覚情報をトリガとした発情のシステムが崩壊の危機に面しているわけだ。数千年間視覚をトリガとした発情で事足りていた繁殖のシステムが、情報技術の一般生活への浸透により成り立たなくなってしまうのではないか、などという社会派意見風に言ってみた。僕はアニメは見ないけど2次元とか俺の嫁とか言っている人たちも近い状況にあるのではないか。でも、人類が繁栄しようがしまいがどうでもいい。
おそらく、旧システムは新たな環境の登場をもって、新たなシステムへと変化するでしょう。従来の視覚に依存してばかりの人は、この時代に淘汰される。情報にあふれながらも実際の生殖行為に向かえた新たな資質をもつ者が子孫を作り、その遺伝子が優位となり、新たなシステムになだらかに変化していくのだ。
もう何を言っているのかわからなくなってきた。
現状で強い苦しみがあると言うことは、きっとここから逃れたいという因子が働いているのだろう。
それがパイプカットなのか。性欲の除去なのか。
性欲はすぐに満たせるけれど、その見た仕方に否と働く因子があるのだろうか。それが孤独感なのだろうか。
本当に苦しい。尿意と同じように充填により発動する欲求であれば、充填されなくしてしまえば良いのではないか。
どうせ生きる希望もなにもないけど、死の恐怖だけで経済システムの奴隷を続けているだけなのだから、消せる欲求は消した方が楽だろう。
もういい。早く人生が終わらぬものか。このクソつまらない世の中、生きても生きなくても何の意味もない。ただ苦しみだけがあるだけだ。
そら、誰か僕を止めてくれってシムキャリーも言うわ。
http://anond.hatelabo.jp/20081102141956
URLどうもありがとう。http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51068642.html 読んでみる。
今年(1999年)の2月、「卒業旅行」ということで、大学の友達3人と僕の4人で、新潟県の佐渡島に2泊3日の旅行に行った。一応は「卒業旅行」ということになっていたんだけど、卒業するのは僕以外の3人で、その時すでに留年が決まっていた僕にとっては、ただの佐渡島旅行。なんかこう、なんとなくその場の流れで行くことになった。男4人で…。いや、別にスネてるわけじゃないんだけど。「金山掘って、ドカーンとひと山当てるかー!ドンブラコー!ドンブラコー!」とかそういう男っぽい目的は特に無くて、全くただの旅行。
数ある旅行先候補の中から、あのクソ寒い2月という時期にになぜ佐渡島が選ばれたかというと、一緒に行った3人の中の1人、K君のおじさんが、佐渡島でホテルを経営していらっしゃって、おじさんの御好意で「卒業する前に友達を連れて遊びに来なさい。」ということで、ホテルの料金なども特別に安くしてくださって(ホテルに到着して部屋を見て、あんまりにも立派で驚いた。よだれがでちゃった。)、まあそれで、佐渡島旅行ということになった。男4人で…。いや、別にスネてるわけじゃないんだけど。
佐渡島にいる間、特に何をしようっていう目的は無かったんだけど、せっかく佐渡島まで来て、ずっとホテルに缶詰めになってるのもつまんないから、一応佐渡島の「観光名所」と呼ばれている所を、ひととおりまわってみた。
佐渡金山。金山はちょっと楽しみにしてたんだけど、あいにく、愛用のツルハシとヘルメットを持ってくるのを忘れちゃったし、仕方がないから他の3人が金山に入ってる間、1人で外で待っててもよかったんだけど、それじゃあなんとなく薄情な感じだし、とりあえず中に入ってみた。たしか入場料600円くらい取られたと思う。金山に金を取られてしまいました。中に入るとロウ人形が穴を掘ってるんだけど、やっぱつまんないんだよな。「ああ、ロウ人形が穴掘ってるんだなあ」と思った。あたりまえだ。
みそ工場。…まさか佐渡島でみそ工場を見学するとは思わなかった。しかも男4人で…。いや、別にスネてるわけじゃないんだけど。
やっぱりワカメのみそ汁が一番おいしいですね。あと、みそを小さい皿に盛ってつまようじで突っつきながら酒を飲んだら、さびしい気分を味わえて面白いんじゃないか?と夜中に思いついて、実際にためしてみたことがあるんだけど、やっぱり死ぬほどさびしくてゲーゲー吐いてしまった。
ということでみそ工場なんだけど、特別な感想はなかった。「ああ、ここでみそを作ってるんだなあ」と思った。あたりまえだ。連れのS君は、『ここでしか買えない特製みそ』みたいのを買ったんだけど、帰りのフェリー乗り場のお土産屋さんでは、主力商品としてバッチリ売ってた。まあ、観光地のお土産なんてそんなもんだ。
歴史博物館。…ほかに行くとこないのかよって言われそうだけど、その通り。無い。ここも入場料を取るんだけど、さすがにちょっと見る気がしなかったし、車酔いで頭の中がグルグルしてて歴史どころではなかったから外で1人で待ってたんだけど、日本海から吹いてくる風が殺人的に冷たい。煙草に火をつけるのもたいへんだ。車の中で待とうにも、キーを持ってるK君が博物館の中だから、外で待つしかない。入場料払って中に入ってK君にキーをもらってこようかと思ったんだけど、おいおい、それだったらわざわざ車に戻らないで博物館の中にそのままいればいいんじゃないか。なあ、みんな。
佐渡トキ保護センター。朝起きて気がついたらセンターの前におろされていて、オレの感覚的にはその間30秒くらいだったから、(1)あぁ寒い、(2)あぁつらい、(3)あぁ眠い、(4)あぁ帰りたい、(5)あぁ誰かカネ貸してくれ、と切に思った。
センター内にはトキに関するいろいろな資料が展示してあるんだけど、その中に、『ボタンを押せば世界各国のトキの鳴き声が聞けるコーナー』みたいなのがあって、一応全部押してみたんだけど、どこの国のトキの鳴き声も大きな違いがなくて、みんな「グエーッ!」。全然面白くない。センターに入るときに「協力料」っていう名目で、入場料を200円払ったんだけど、お金を取ったからにはちょっとくらいサービスしてほしかったな。ドイツトキのボタンを押したら「グワッヒ!」とか。そのくらいあったっていいじゃないか。
トキなんか保護しないで自然に滅びるのがほんとじゃないかって思ってたから、別に興味もなかったし、一目見れればいいやくらいに思ってたんだけど、実際は一目どころかテレビモニターでしか見れない。トキのオリは保護センターの裏のほうにあって、オリの前にビデオカメラが取り付けてあって、観光客はそのカメラが映したトキを、保護センターの中のモニターで見る。別に生で直接見せてくれたっていいじゃないか。あやしいな。実はもうとっくの昔に死んでるんじゃないか?何年も前に撮ったビデオを流してるだけだったりとか。
あれって実はトキの着ぐるみを着た保護センターの職員なんだって。昼間のパパは、ニッポニアニッポン。あっ、日本代表みたいでちょっとかっこいいかもしれない。
毎朝8時に出勤して、タイムカードを打って、着ぐるみに着替えて「グエーッ!」。疲れて黙ってると無線で「鳴け、鳴け!」って上司に言われて泣く泣く「グエーッ!」。着ぐるみの中にクモかなんかが入っちゃって思わず「ギョエーッ!」。上司が「おお、今日はあいつ、演技に気合が入ってるなあ。」だって。気合じゃなくてクモが入っているんです。
トキが残り1羽になっちゃって、「日本のトキの血を絶やさない為」に中国のトキを呼んで殖やすっていうのは…、ちょっとおかしいぞ。日本のトキの血統を守りたいんだったら、繁殖よりも切腹。ハーフは作らなくていい。
もしも人間とトキの立場が逆になって、オレ1人だけ生き残って、『中国ササキ(メス)』を目の前に連れてこられて、「繁殖しろ!」って言われたら、なんとしても反抗して、最後には自害だ!って思いたいけれど、「ニイハオッ♪繁殖しましょ♪」なんて言われたら、コロッと気が変わったりして…。
あんな情けないキン(トキの名前)のやつは、人間の年齢に直したら100歳を超えてるっていう話だから、どうせあともうちょっとで死んじゃうんだし、費用だってかかるんだから、いっそ焼きトキにして食ってしまおう。その際には『焼きトキ食べれる権』を競売にかけて、景気回復。それか、剥製にしてしまって東京タワーのてっぺんに飾る。色合いもちょうど良さそうだし。「日本のシンボル」的な感じも出るし。で、毎日夜12時に東京タワーの照明が消える時に、「ギョエーッ!」。
まだ成長するんじゃないかと思って未だに着ているダボついた衣装に、踏ん切りをつけようと思う。
いいかい。君は、異性にはモテない。優しいネ、止まりの男だ。あれも嘘だけど。
どうやら君は、数ヶ月前に取った修士を持っていることを自慢したいようだけど、
今モテてるか。違うだろう、認めろよ。
繁殖は、二股三股当たり前の、生物として魅力ある個体にまかせて、
君は君で、生きていけよ。そうだろう、精子と卵子の仕組みからして、
複数のオスが一匹のメスを争うのが当たり前のはずなのに、
一匹で、複数のメスをとっかえひっかえしているヤツがごまんといるんだぜ。
よくいまだに、今にモテるはずだ、って考えられるよな。
中学生んときから同じこと言ってるぜ。
幸い、別に遺伝子を残すことが唯一の目的ってわけじゃないからさ。
サルだって、遺伝子を次世代に残せる個体はそんなに多くないぜ。
適当によろしくやって、済ませろよ。まあ、でも金払うくらいならパイプカットしろ。
あんまし異性に関わるな。煩わしいかんな。
まあ、修論発表してみてわかったと思うけどさ。ねえよな、君にロクな才能。
やらなきゃいけないことは後回しだし、やっても大した研究できねえし。
あ? 次はがんばるって?
卒論発表んとき同じこと思ってたろうが。それで修論があの有様か。
生活も慣れてきたかなんだか知らないけどさ、
なんだろうな、基本、お前の周りの人間で優しいよな。不思議だけど。
お前すっげえ腹黒いのにな。なにあの、たまにする日本人アピール。しょぺえ。
ま、わかった。感謝だけは忘れるな。それでいいわ。もう。
お前の処世術、感謝一本で。才能ないんだから、やってもらうたびに感謝しろ。
よく、おちんこ出てるよな。なんでそんな簡単におちんこ出るんだ。
自分自身に過大評価しすぎだからな、駄目だって思うとすぐにポロっと出ちゃうんだよ。
つーか、仕事場でもそんな暗い顏してんな。挨拶しろ、お前から。
本当はパンツ穿いてなくてもいいから、外見上は綺麗に装っておけよ。
すぐおちんこでるやつと喋りたくねえよ、あんまり。
まあさ、でももう、おちんこ出るのはしょうがねえよ、直せねえよいまさら。
だから、それが遠目でわからん程度の付き合いにすると良いと思うぜ。
お前のおちんこ大した大きさじゃないから遠目じゃわからんし。
悪いよな、頭。ネットだとほらログが残るじゃんか。んで数年前の自分の発言とか見るだろ。
失望するよな、見かける度に。なんつーか、内容以前にさ、日本語がやばいよ。
でさ、色んなサービスに同じ名前で登録してんだから、エロい単語調べんな、感極まって。
Google History の検索回数1位が、1年間動画ファイルナビゲーターとかさ。
調べてえなら、ID変えるとかブラウザ変えてやるとかいろいろあんだろ。
なんで我慢できねーで、いつものIDで調べちゃうわけ。お前のIDで調べて
まだ過去の自分を振り返るだけいいのかもしれんけどさ。
あんま、大っぴらに何でも話したりやろうとすんな。
それなりにメンツ気にして、当たり障りのない発言にしとけよ。
エロいのはしょうがねえよ。でもまあ、まじスカトロとかやめてくれよ。
興味出てきてるみたいだけどさ。
大体お前、自分の体が徹夜に向いてないこと知ってるよな。
なんでたまに、車で30分掛からない家に帰らずに、そのまま決行しようとするわけ。
なにがなんでも、寝ろ。朝6時寝、朝8時起きでも経験上大丈夫ってわかってるだろ。
なんで学ばずにチャレンジしようとすっかな。半世紀生きてんの。あんた。
自分の子だって2分の1しか伝わらない。
つまり、きょうだいが子を残すのと、自分の子が子(つまり孫)を残すのは遺伝子の拡散の度合いでいえばまったく同じ意味。
自分が子を作ったとして、自分の遺伝子がaだとすると次世代に伝わる遺伝子は0.5a
仮に自分が子を作らずに、きょうだいの繁殖を手伝って、結果としてきょうだいが8人の子を作ったとすれば、次世代に伝わる遺伝子は、
8(0.5×0.5a)=2a
これを近縁淘汰といいます。
ヒトが閉経をするのもこれが理由と考えられています。
つまりヒトの子は性成熟年齢に達するまで非常に時間がかかるので、40歳頃に子を産んでも、母親が子を育てられない(その前に母親が死んでしまう)確率が高いので、自分では子を産まずに、近親者の育児を手伝うように進化してきた、その結果が閉経だということ。
非モテがアイデンティティになっている人は、本質的に「自分は社会的抑圧の被害者」というポジショニングをしている。
別に恋人ができたからって、それは変わらない。深く根を張った、被抑圧者としての彼は、いつも噛み付く相手を探している。
その強い意志はどこから来るのだろう。
そうした人間が数多く現れる昨今、これは何を意味しているのか。
もしかすると、かなり深刻で普遍的な社会的搾取/抑圧構造のしわ寄せが、生物としての人間が存続していく上での繁殖行動に対してきているのかもしれない。
個人単体では生きることは許され、ある程度以上保証されているが、子孫を残していくことが社会的に難しくなる社会。
個人が子孫を残すことが社会の仕組みから分割され、自己責任の範囲で行われる「嗜好」に分類される。経済的な成功こそが遺伝子が受け継がれる最大のポイントとなる、生物学とは無関係な気もするけど、とりあえず「そういう遺伝子」が煮詰められ、濃くなっていく世界。
弱肉強食。そんな世界へ、非モテは警鐘を鳴らしているのかもしれない。
これは彼らの個人的な僻み嫉み、復讐などではない。前近代的、非人間的な競争社会の到来を憂えているのではないか。
なんてことを昨日居酒屋でゲラゲラ笑いながら友達と話していた。
床が回っているような気がする。どうして地球は丸いのだ。