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はてなキーワード: 好景気とは

2009-02-16

リフレ派大勝利!!

http://www5.cao.go.jp/keizai3/shihyo/2009/0223/914.html

08/10-12月期の経済指標が発表され、GDPデフレーターは久々のプラスとなった。リフレ派が待ち望んでいた数字。

バブル崩壊以降マイナスで「ずっとデフレ」の根拠であったGDPデフレーターがようやくプラスになり、慶賀の至りだ。なにしろデフレ=悪 インフレ=善なのだから。今のこの状況がリフレ派が待ち望んでいた好景気なのだろう。

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08年前半、石油・食糧の輸入価格が上昇してた頃、当然CPI(消費者物価指数)は上昇基調だった。

インフレが進んでも景気良くならないもんだなあ。消費意欲が亢進するどころか減退してら」

などと思ってたら、リフレ派は慌てず

GDPデフレーターマイナス幅を増やしている。今はデフレ基調なのだ」

インフレ自体を認めず。当時のテレビ報道真逆をぶち上げた。

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GDPデフレーターって輸入価格が上昇してる時はマイナスに働くよな? 

輸入価格が急上昇してる時とかGDPデフレーターインフレデフレの指標にするなんてマジか? 

そもそも「いつもデフレ」と言いたいが為にそんな発言してるとして、輸入価格が戻った時にはGDPデフレータープラスに振れるぞ。その時は何て釈明するんだ?

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など思ったものだ。で、今GDPデフレータープラスとなった。今はインフレ基調なのだろうか。ならばリフレ派大敗北だ。

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結論

雰囲気でインフレデフレを言ってるのでなければ、根拠となるデータを決め、その時々によって引っぱる指標を変えるな、という話。

インフレ率ともいわれるCPIが妥当と思われるが、GDPデフレーターを重視したいならそれも良い。ただGDPデフレーター心中してほしい。

結局、リフレ派が08年をどのように見てるかさえ不明だ。

7月まではインフレが進み、以降沈静化した」

CPIを基にするとこうなるが、リフレ派の脳内はどんなグラフが描かれているのだろう。

2009-02-11

http://anond.hatelabo.jp/20090211101716

流動性を高める方法の一つとして、労働力を必要とする分野がよりよい待遇を用意する、というやり方もあるんだよね。つーか、過去においてはこっちが主流だったわけで。ヘッドハンティングってのもつまりこれだよね。今よりも良い条件を用意するんで是非来てくれってこと。

60年代から70年代頃は比較的好景気が続いていたこともあって、物価もどんどん上がっていたけれど賃金ガンガン上がってたって時代。労働力が恒常的に不足していたから待遇に不満があればすぐに辞めるって事がザラだったそうだ。

今は全く逆だよね。介護にしろ農林業にしろ、金欠分野が奴隷を欲しがっているようにしか見えない。

なんつーか、派遣を切られて困ってる人にクソみてーな待遇仕事を持ってきて、選んでいられる立場か?四つんばいになって拾えよオラって言ってるようにすら思える。

2009-02-07

http://anond.hatelabo.jp/20090207202257

公務員やるのが馬鹿にされた好景気時代って20年ほど前では?

それに公務員のなかにだって「公務員試験受けなかった受からなかったお前が悪い」とか言う人いるだろ。税金払って公務員賃金払ってもそうやって馬鹿にされるんだから会社員なんてろくでもない。

公務員ってロクでもない。

人づてに聞いた話。

Aさんは学校事務員で、Aさんの夫は市役所勤め。

夫婦ともに公務員の家庭である。

Aさんが住んでいるのは、とある工業地帯近くのベッドタウンだ。

主に、自動車工場に勤める人達とその家族が住んでいる。

今の経済状況のため、ベッドタウン人達の大半は生活が苦しい。

Aさんの夫は車(10年以上乗っていて、ちょうど車検の時期がきていた)の買い替えを考えていた。

Aさんの近所の人は、Aさんによく「おたくはいいですよね、お二人とも公務員だから」と言っていた。

あまりにもよく言われるために、Aさんは夫に車の買い替えをやめるよう促した。

買い替えてしまったら今よりもっと非難の目で見られるに違いないからだ。

好景気の時には「公務員やってるなんてバカじゃないの?」と言われ、

不景気の時には「公務員だけ給料がいいなんてズルイ!」と言われる。

職業によって状況は違うにも関わらず、「公務員」でひと括りにされてしまう。

本当、公務員ってロクでもない。

2009-01-20

酷使様に捧ぐコピペ

戦時中 「非国民(笑) 朝鮮人(笑) アカ(笑)

現在   「ニート(笑) フリーター(笑) 派遣(笑)

戦時中 「祝ひ終った、さあ働かう!理窟言う間に一仕事!足らぬ足らぬは工夫が足らぬ!」

現在   「企業利益を上げるためだ!サービス残業は当然だ!業績が悪いのは従業員が働かないからだ!」

戦時中 「空襲時にバケツリレーで消火できないのは根性が足りないからだ!全ては大和魂だ!」

現在   「正社員になれないのは努力が足りないからだ!全てはコミュニケーション能力だ!」

戦時中 「ぜいたくは敵だ!日本人ならぜいたくは出来ない筈だ!ガソリン一滴は血の一滴!一億玉砕だ!」

現在   「痛みを伴う改革が必要だ!改革で痛んでも凍死や餓死さえしなければ有難く思え!米百俵精神だ!」

戦時中 「飛行士が足りん!とにかく若者をかき集めろ!練度など未熟でも構わん!離陸さえ出来れば充分だ!」

現在   「即戦力が足りん!外国人労働者をかき集めろ!団塊世代の定年を延長しろ!新人を育てる余裕など無い!」

戦時中 「今日も決戦明日も決戦!欲しがりません勝つまでは月月火水木金金!」

現在   「甘えるな国際競争に勝つためには長時間労働が必要なのだ!過労死など自己責任だ!」

戦時中 「先日我ガ軍ハ敵空母10隻ヲ撃沈、敵航空機100機ヲ撃墜ス!一方我ガ軍ノ損害ハ非常ニ軽微ナリ!」

現在   「景気は着実に回復している!現在のわが国は『いざなぎ超え』の空前の好景気である!」

戦時中 「若者をどんどん戦場に送り込め!代わりならいくらでもいる!大学生徴兵猶予を廃止しろ!」

現在   「労働者をどんどん使い捨てろ!代わりならいくらでもいる!派遣労働規制を緩和しろ!」

戦時中 「日本戦争に敗れることなど決して有り得ない!最後には神州日本に必ずや神風が吹く!」

現在   「資本主義が崩壊することなど決して有り得ない!世界経済はデカップリングで必ずや息を吹き返す!」

戦時中 「安全な資産である国債を買え!国債は自国民からの借金なので経済破綻する心配は無い!」

現在   「安全な資産である国債を買え!国債は自国民からの借金なので経済破綻する心配は無い!」


いやあ、本当によくできてると思うよ。オチが特に。

2009-01-18

http://anond.hatelabo.jp/20090118115752

好景気といっても統計見ると平均賃金は増えてなくて失業率は下がってることから見ると、新卒失業者から派遣とかになった人達を中心に恩恵があったということになるはず。

http://anond.hatelabo.jp/20090118115253

派遣村の人たちが職にあぶれているのは、景気状況というよりは本人たちの意志の問題なんだろうね。

そういう人たちでもノラリクラリと立派な寮付きの工場に勤められていたこと自体がバブリーだったのかも。

見えない好景気の正体が実はそれだったのでは?

もちろんある一定レベルの生活は保障されるべきなんだろうけど。

2009-01-10

http://anond.hatelabo.jp/20090110184239

非正規雇用者の多くは忍耐力もないし継続力も無いから底辺であえいでいるケースも多いってことははっきり言っておいた方がいいよ。

それより、非正規雇用に欠けているのは、学歴コミュ能力、運の良さ(新卒時に好景気という)のいずれか又はすべて。

2009-01-09

茹でガエル

最近派遣騒動。

茹でガエルの話を思い出すね。

カエルを熱湯にいきなり入れると逃げ出すけど、水に入れて少しずつ温度を上げていくと気づかないでそのまま茹で上がってしまう。

好景気のころに何も考えずに派遣に飛び込み、だんだん状況が悪化してきてるのに自らは何の対策もしていない。

しまいには茹で上がってしまいました。

いや、最後に急に温度が上がったから、あわてて逃げ出したところか?

一般サラリーマンのこちとらは少しずつでも貯金して備えをしているのに、プラプラとしてた連中が大騒ぎしても知りませんとしか言えません。

2009-01-05

http://anond.hatelabo.jp/20090105183517

県内のIT企業でもこの不況の時こそ、人材確保のチャンスということで、人員の募集があったりすると聞く(たとえばここ株式会社テクノプロジェクト)。

それは経験豊富で優秀な人材好景気の時より確保し易いって話であって、

何の経験スキルも無い人が応募したって門前払いに決まってるでしょうが。

2009-01-03

その対策

さの対策。

平穏なブログ運営。だから増田で。気づかれても目をそらさず否定できる。

<中立ごっこ、未熟者と失笑されようが、物言えば唇寒しの状況は気持ちが悪い>意欲は買うが、長年の南京論争を眺めてきた増田には、新参者が手首足首を縛り氷河に飛び込む軽業師に見える。酷な言い方だが、あがいて浮上を繰り返しても、ガスが腹の中で膨らんでいるとしか思えない。如才ない奇術師パンツに剃刀を縫いこんでいる。南京論争には初心者が陥りやすいトラップがあり、反論もルーチンワークの仕掛けになっている。情熱も知識もない増田だから助言。長文も対応策のひとつ。ひるまないでいただきたい。

三項目の問題点、最後に可能性を探る。

(1)数字

<それでおたくは何人と考えてる訳?>南京事件に触れ、まず数を考える者は多いらしく、頭に浮かんだ疑問をそのまま論争に持ち込む初学が後を絶たない。四万に留意する事。四万以下の数字を主張するのは、はてサに<虐殺三十万人説を証明しろ>と迫るのと変わらない。一蹴されるのが落ちだ。数字は慰安婦強制性では虚偽説の代表的論客である秦郁彦が、廃棄処分を免れた現存する日本側文書を軸にし、明らかに不当な、不法なケースを取り上げて最低限の数を順次加算したもの。覆すには秦の著書を購入し、関連書を参照しなければならない。本末転倒で、不本意な作業を強いられる。四万以上の数を扱う場合は当然資料も増え、最終的に中国側の農村部での人口推移の調査報告まで視野に入れなければならなくなる。

<証明できるのか? 二十、二百かも知れないではないか>見出しの百の文字に惑わされてはならない。元中尉の名誉回復裁判は人数が焦点ではない(数にこだわるなら政治屋弁護士心中する覚悟がいる)。増田の知る中ではてサに「百人も殺したのだから処刑されて当然」と主張する論者はなかった。「国を挙げての士気高揚、その象徴的人物が戦後に個人の責任を問われた」事件と認識され、同情的な見方もある。産経の「捏造」、「真っ赤な嘘」が指すのは、言論統制検閲を断行した政府、それに唯々諾々と従った当時の報道人と国民に対する侮蔑だと把握しておけば足元をすくわれない。

(2)検証

テンプレネット上に大量に転がり、手軽さも手伝うのか、初心者がもっともはまりやすく、もっとも論立てが煩雑なのが細部の検証だ。手軽な詰問に対しては反論も数通りのテンプレが用意されている事に気づかないといけない。相手は気分に応じて資料を選ぶ。複数あるのは遺物の集積と相互依存で史実が成り立っているからだ。独自の疑問点を設定するには書籍の購入が必要であり、新書一冊ではまかなえない。たとえば(1)の不当、不法に言及する場合は法学踏み込むことになる。質問者をよそおって相手の出方を研究する手口も使えない。また万一資料に不信を植えつける事に成功しても、一人の証言者、一枚の写真疑問符を付けただけで終わってしまう。労多く功無し。

(ただし「功無し」は学術上に限って。目ざましい功労者ポストを提示する教育機関が現れても増田は驚かない)

(3)政治

<謝罪を繰り返させられ、外交で押し切られる隙を残すのは国益を損なう。否定派には存在意義があるのではないか>メタ視線は悪くないが、楽な筋道ではないのは胆に銘じる。最初に日中間に「南京問題」は存在しない事を確認してほしい。政府は「肯定派」であり、中国は賠償も新たな謝罪も要求していない(調査のために遺骨を発掘しろと主張する者がいたが、ビルや田畑を取り壊す政治力や膨大な費用を日本政府が負う事はない。有志による個人負担となる訳だ)。決議に反した閣僚の発言が、政治問題化しないための「強い遺憾」と「村山談話」の応酬が謝罪の内実。また外交問題ではなく国内問題とする誘導に抵抗するのは並大抵でない。はてサに<中国が怒ってる、問題だ>と、一時期の朝日の影を思い描くのは悪手だ。富田メモによって、靖国親拝中断が中国の干渉によるものとしてきた右派は、靖国国内問題に渡らせないために「天皇」と靖国の距離を広げざるをえなくなった。辞任問題に踏み込めば、閣僚らの特権的地位について逆に問い返される覚悟が必要。初歩の問答を想定しよう。

 「旧軍バターン半島捕虜らに最大限配慮した。非難は不当」が持論の司令が、「A区調整、全住民を安全に配慮しつつ速やかにB区へ避難させよ」と命じられたら?

 「日本資産を持ち出してまで朝鮮に富をもたらした。利他的で手本となる施策であった」と講演する政治家が、経済相か雇用対策の特命相に任命されたら?

 不用意に無償の政治カード世界に乱発する人物が、通商代表として使節団を率いるとしたら?

バターンに関してはネット情報カバーできる。植民地事情に関しては英国植民地印度の貿易収支が英側の赤字であった事、双子の赤字を抱えた米国が二つの戦争を始めるほど好景気だった事、当時の日本政府国民が、兵士の生命財産を供出しても特アの隆盛を切望したと夢想するだけで間に合うだろう)

(4)トウハセイ

<嘲笑と罵倒では相手は聞く耳を持たない。壁に大声でがなりたて、言い返してこないとふんぞり返るようなものだ>読者を無視さえすれば、論争で宗旨替えした否定派が皆無という事実がこの主張の説得力を後押しする。ここで唯一のトラップは、はてサの多くが自身の党派性を否定していない現実だ。質問に質問を重ねるのを逃亡とみては失敗する。彼らは論争に通じ、経験から言質を取られ議論が拡散する事を嫌う(「黙らせるための問答で満足している」と左派から非難された左の論客もいたが)。<イデオロギーで記事を選る、コメ欄同調者が群れる>といった非難は想定内なので、泥仕合に持ち込むつもりがなければ控える(泥試合が有効な左派存在するが、医療疑似科学テーマ)。党派性で彼らの選択ではなく論理が歪んでいると考えるならば、事の検証が欠かせず、(2)へと戻る。膨大な過去ログを読む必要も。しかし、増田が提案できるのはこの(4)だけ。遠回りで時間は取られるが、非専門家でも順次対応可能で、一点突破も目指せる。

  1. 知識不足から生じる間違いに寛容な態度を貫く。ギークでは不用意な発言、勘違いが長々と槍玉にあげられる。また造語を連発する社会学者とくらべると哲学日常言語を当てるケースがあり、定義の混乱も多い。モヒカン問題とも呼ばれるが、コメントを控え、周辺に近づかなければダブスタを指摘される心配は消える。
  2. はてサを巡回し、論争に参加する。ハンドルは名無しがよい(理由は色々あるが、名無しで)。対話により未熟な否定派に(1)か(2)を認めさせる、または論理破綻を自省させる事に成功したら、巣窟と呼ばれる右派サイトに出向き実績を積み上げてゆく。

成果を胸元に突きつけられるのははてサだけではない。それは東浩紀宮台真司藤原帰一への揺るがない反証となる。

2008-12-18

http://anond.hatelabo.jp/20081218114918

「多い」っていうか、「ほぼ全員苦しんでる」だな。実際に行けばわかる。好景気の真っ只中でさえそうだった。都市部でもちょっと路地に入れば、ちょっと田舎に行けば、日本じゃついぞお目にかかれないレベルリアル貧困をうじゃうじゃ見ることができる(だから日本の豊かな貧困者に我慢しろとは口が裂けても言えないが。それとこれとは別の話しだし)。

GDPってのは全員で生み出した量だからねえ。人数が多けりゃ多くなるわな。

FXに翻弄された男の話

FXってご存知ですか。為替証拠金取引って呼ばれる金融商品です。

例えば、10万米ドルって1ドル120円だった頃だと、日本円で買うのに1200万円要りますよね。そして、121円で売れば、10万円の儲けがでます。でも、だれもそんな大金持ってない。

FXの場合、証拠金を支払うことで、安い値段で1200万円分の米ドルを取引したのと同じ利益を得る事が出来るのです。さらに、日本金利アメリカ金利の差があります。米ドル金利が高い場合、この1日分の金利を受け取れるのです。2007年前半ころは1万米ドルで1日150円とかスワップがついていたのです。10万米ドル持っていた場合、1日1500円。一年で547500円のスワップがつきます。

うまい話ばっかりだと思われるかもしれませんが、続いてリスクの話です。FXでは、急激に為替レートが動いた場合、損を拡大させないために、勝手に決済取引されてしまうのです。この決済取引をされてしまう為替レートをロスカットプライスと言います。証拠金を少なくして、多くの外貨を買えば、それだけ利益スワップも大きいですが、ロスカットまでの余裕は少なくしか設定できません。

多くの証拠金を積んで120円で10万ドル取引した場合、例えば110円までロスカットされないとしましょう。

一方、少ない証拠金しか積んでいない場合、117円でロスカットされてしまいます。

それなら、「ロスカットプライスを下げれるだけ下げて、スワップ永遠に受け取ればいいじゃん」という考え方も出来ます。なるほど、それは良い考え。しかし、お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、それはリスクを目茶苦茶上げるという事でもあるのです。ロールプレイングゲームで例えるなら、少ない証拠金で取引するのは『皮の盾』を使うようなものです。防御力は弱いし、盾はすぐ壊れますが、その分被害は少ない。証拠金を山ほど積むと、高価な『イージスの盾』を使うようなものです。防御力は高いのですが、もし万が一破壊されてしまった場合、ダメージがマジハンパネェのです。

そして、最大の痛さは、スワップは刻々と変わって行くという事です。1万米ドルに付き150円が100円になり、50円になり、そして、恐ろしいのは日米の金利差が逆転した時、今度はスワップを払わないといけないのです!

さて、ルールはなんとなくご理解されましたでしょうか。それでは、FXに翻弄された私の事を少しばかり語らせていただきたいと思います。

私がFXを始めた頃は、1ドル111円というレートだったです。この時私はドルがもっともっと下がって行くと思ってました。

どこかでアメリカ住宅市場がヤバイという記事を読んでいたのです。私はそれを盲信していました。私は経済には疎く、何よりちょっと思慮の足りない性格でした。FX資産運用してリッチになろうという、雑誌や本の見出しに踊らされるというありがちな思考だったのです。

そういうわけで始めてみたのですが、チャートの形を見ながら、米ドルは下がるはずと思っていたのです。だけど一向に下がらず、米ドルはジリジリと上昇を始めました。私はそういう局面で米ドルを買うのではなく、売ったりして、ジリジリと損を拡大していきました。さらにニュージーランドドルや、ユーロを売ったりして、かなり傷口を広げました。そして、傷口に塩がまんべんなくいきわたったところで、ようやく気づきました。この局面で米ドルなどの外貨を売ってはいけないと。

ようやく今度は、米ドル買いに走ったのです。買うようになってから利益が出始め、いつしか損を相殺できるほど儲かっていました。そして、米ドルのレートは、126円とかなっていました。「150円行くのは確実!」とかいう2chの書き込みを本気で信じるようになりました。なんだ、アメリカ住宅市場は全然崩壊しねえじゃんと思って、最初信じていた記事の著者を心の中でバカにしていました。「ロスカットプライスを下げれるだけ下げて、スワップ永遠に受け取ればいいじゃん」とか「スワップウマー」とか思っていました。

すると、突然。米ドルは・・・崩壊しました。

ここでようやくサブプライムローンと言う言葉が世に浸透してきて私の目にもとまるようになりました。崩壊はしたものの何を勘違いしたのか「まだまだ終わらんよ」と思った私は、米ドルを買い増しました。ロスカットプライスを1円下げるために何十万円という証拠金の追加が必要になってくるようになりました。証拠金と言う盾はどんどん高価になり、『イージスの盾』にダイヤモンドを埋め込み金箔を施すような勢いでした。この盾が破壊されれば・・・。

私は朝も夜も眠れなくなりました。常にレートが気になり、ネットで、テレビで、経済ニュースを追い続けました。悪夢を何度となく見るようになりました。崩壊したドルはもうとても買値に戻る気配は無く、さらに下がろうとする雰囲気を見せています。日本ゼロ金利を解除し、アメリカが利下げし、少しずつ心のよりどころであったスワップも減り始めました。

私は悩みました。その頃は、1ドル100円は絶対割れないオルハリコンよりも硬い壁だと思っていました。いざとなれば日銀砲が火を吹くはずだと信じてやみませんでした。チャートを見返すと、以前1ドル80円台がありましたが、それは日本バブルの頃です。そんな好景気が再び日本に訪れるはずもありません。

ここで借金して、100円をデッドラインにして米ドルのレートが回復するのを待てば、必ず買値付近に戻ってくれるはずだ。何年先になるかわからないけどその時にはスワップが貯まりまくっていて、ウマーになっいるはずだ、と思いました。

そうだ!借金しよう!

そう思って鏡を見ると、本当なんですね。出るんですね。死相って。

落ち窪んだ眼窩の周辺。真っ黒に染み付いたクマ。異様にギョロギョロと怯えたような目。いつもいかなる時も為替レートが気になります。ネット接続出来る時はリアルタイムチャートをずっと睨みつけ、ネット環境が無い時は3分おきくらいにレートを携帯でチェックしていました。

私は恐らく、心に異常を来たしかけていると気づきました。

そして。

私は、FXをやめました・・・

ロスカットプライスこそ切られなかったものの、買値よりレートは相当下がっていたので、ダメージはかなり痛かったです。ですが、もう何より、FXに乗っ取られたような生活を脱却できてほっとしました。

まあ、正直なところ、この時はまだ少しだけ、借金して100円をデッドラインにして米ドルが上がるのを待つ方法に未練がありました。その未練も、何も心配なく夜を重ねて行くうちに、薄らいで行ったのです。何も気にせず外出し、レートもチャックせずに眠れる事はこんなに素晴らしいことだったんだ!私は普通の生活が何より一番だという事を満喫しました。

そして風の便りに、1ドルが100円切った事を知りました。

私が米ドルのレートを完全に知らなくなった頃、セカンドインパクトが起こりました。リーマンブラザーズの破綻です。サブプライムローン問題は日に日に深刻さを増し、アメリカ自動車業界BIG3の破綻が表面化してついに、一ドル80円台に突入

とうとう、アメリカゼロ金利に踏み切り、日本金利差は逆転しました。ドルを買えば、スワップを支払わないといけないという事態になってしまったのです。

もしあの時、借金をしてFXを続けていたら・・・私は死んでいたかもしれません。

自分能力の無さを弁護する気はないのですが、2007年までの米ドルチャートを見て、今の米ドルレートを予測出来る人がいるでしょうか。チャートなんて何の役にも立たないと思います。経済は生き物です。何が起こるかわからないです。無理をすれば、平凡な生活が根こそぎ持っていかれる可能性もあるのです。

投資は本当に、余剰資金で、無理しない程度にしないといけません。それを骨身に染みて感じました。

そういうわけで、FXに翻弄された男は、今も何とか生きています。

2008-12-11

http://anond.hatelabo.jp/20081211144614

というか派遣として入った時点で、どんなに好景気だろうがしなければならないことは

職業訓練等のスキルアップ語学でも何でもいいからさ)

貯金(酒タバコ外食をほとんどしないように)

正社員への就職活動

この3つを休み返上でやりつづけなけりゃならないと思うんだよなあ。

2008-12-10

http://anond.hatelabo.jp/20081210171459

世間では企業内定取り消しが話題になっているが、諸外国先進国の事例など読めば読むほど日本企業って凄いって思う。

外国先進国の事例っていってるが、アメリカぐらいしか見てない気がする。労働関連のはアメリカが突出してゆるいだけでヨーロッパ日本より規制が厳しいので失業率も高くなってる。

内定はもらった生徒側は自由に破棄できるが、企業側がやったらバッシング

バッシングされるだけで刑罰の対象でもないし、学生が破棄した場合も翌年度以降のその学校に悪影響あるわけで叩かれないわけではない。

経営が立ち行かなくなっても、整理解雇すらできない。

これは普通に多くの企業解雇してるだろうに一体何を根拠にこんなことを言うのやら。

・合法リストラができないから「希望退職募集」をせざるを得ないが、普通にクビきるよりはるかにコスト高だし、不況リストラが必要な時期なんて誰も自分から辞めたがらないから意味がない。

そもそも労働監督署自体がまともに動いてないのでザル法。だからこそサービス残業させれるわけだし、多くの労働者労働法制の知識なんかないから首切りでも泣き寝入りまくり。合法リストラをきちんとやるのは一部大企業正社員くらいの話。

・一度正社員給料ポジションをあげると、なかなか下げることができない。

これが本当なら正社員給料が下がり続けるなんてありえないだろ。

デフレ不況で平均賃金か下がりっぱなしなのが現実

戦後最長の好景気といわれるような状況になってもなかなか上がらなかったくらいなのに、なかなか下げることができないとか丼だけ現実離れしてるだよと突っ込みたい。

2008-12-07

http://anond.hatelabo.jp/20081207104425

少子化労働力不足がよく関連付けられるが、消費者も減るんだから必要とする労働力も減る。出産育児ではたらけない女や養われる子供の数も減るので労働力不足が少子化の性で起きるわけない。労働力不足が起きるのは好景気のとき。実際今は人口減少し始めてるけど不況だから不足するどころかあまってるわけで。あと認知しても成人するまで時間かかるし、政治家年寄り多いから今認知しても20年後には死んでるのでは?認知した子供の親の外国人女性結婚して国籍与える場合は今回の国籍法改正なくてもできるし、それほど大きな影響のある法案でもないはず。

2008-11-24

貧困層だとか格差社会とか言ってるけど・・・

社会としてみれば「富む者居れば貧する者あり」だと思う。

社会構造なんて如何頑張ったってピラミッド構造のままでしょ?

で、下層の部分を海外新興国に飛ばして上がる利益だけを頂いていた訳だ。

しかし、不況突入して利益が上がらなくなってきた。

新興国好景気に沸いて自国で何とかやれるようになって来た。

だから、日本に下層が戻って来たに過ぎない。

一億総中流・・・考えてみれば無謀としか言えない。

ちょっと極大していってみれば中国13億全てに車を与える!!とか言っているのと変わらない。

そろそろ社会構造を変えるべきなのかもしれない。

自国内にもある程度の下層民を作らなければならない。

しかし、その中でも楽しく生きれるようにしなければならない。

でなければ、国は社会は崩壊する。

2008-11-14

衰退していくIT業界に向けて、30半ばシステムエンジニアが昔の思い出を語るよ 0011

第0001回:衰退していくIT業界に向けて、30半ばシステムエンジニアが昔の思い出を語るよ 0001

第0010回:衰退していくIT業界に向けて、30半ばシステムエンジニアが昔の思い出を語るよ 0010

 中学生になった僕は、マイコン熱がさらに高めていった。その頃お小遣いもそれなりに増え、折りしも、バブル好景気にさし掛かろうかと言う時代、自営業である家業もある程度儲かっていた記憶があって、家の財布の紐はちょっとだけ緩んでいた。

 住んでいる家は それまで通り6+6畳で狭いままだけど、新しいマイコンをねだれば買えてしまう時期だったと思う。狭い借家にマイコンモニタが所狭しと並べられ、家の一角だけは未来的な雰囲気(当時としては)が漂っていた。

 僕は、当時全盛期だったNECマイコンどうしても欲しく、初めて自分のマイコン兄貴との共同出資かもしれない?失念。)を買った。それがPC-6601(1983年発売、定価143,000円)だった。

 当時、マイコン小僧たちの憧れはPC-8801シリーズ(この時の最新機種は、PC-8801mkII。価格は20万前後)で、当然ながら欲しいと思っていたのだけど、やはり値段の兼ね合いから却下されてしまったのだと思う。また、どうしてもやりたいゲームFM-7に無く、PC-6000シリーズにはあったと言う理由もある。(ゲームについては後述)

 PC-6601の売りはなんと言っても3.5インチFDD搭載と言う事。その当時出回っていた5インチフロッピーに比べ、あの完全に磁気面がガードされた3.5インチフロッピーはなんとも先進的で、当時の憧れだった。それから、どう考えても無駄な、合成音声をしゃべる機能があった。

 PC-6601を買ってからの僕は、BASICもまぁ触っていたけど、難しすぎるベーマガBASICプログラムにはついていけなくなり、当時流行り出したアドベンチャーゲームを解く方に熱中していたと思う。

 その頃熱中していたゲームは、ミステリーハウスから始まり、T&Eソフトのスターアーサー伝説I 惑星メフィウスやデゼニワールドをなんかを必死に解いていた。この時代は、途中で詰まってしまったらそれまで、攻略本や教えてくれる人など居ないので、月一に発売される雑誌攻略ページなんかを見て、しこしことゲームをやっていた。当時のゲームの進みはかなり遅かったと思う。1ゲーム解くのに軽く半年くらいは要していたはず。

 そもそも上述した「スターアーサー伝説I 惑星メフィウス」なんかは、とある牢獄から脱出するのに、牢獄のドア、3本の鉄格子の右を3回「タタク」と入力するなどと、おそらく知らなければ永遠に気が付かないような謎解きが平然と混入していた。ゲームバランスなんてあったもんじゃない

 あと描画速度の遅かった事と言ったらない。少し凝った絵だと、1シーン1分くらい描画していたように思う。

 当時のグラフィックスを今見て、すごく懐かしいなと思うのは、当時は表現できる色数がかなり少なかったので、(8色とか16色とか)アドベンチャーゲームなどで人物や背景を表現する為に、2色で細かい縞模様を作り、無理やり中間色を作り出していた。この描画表現を見ると、かなりノスタルジックな気分になる。

 ちなみにその当時、僕はファミコンゲームをかなり軽視していたと記憶している。

 ファミコンが発売されてしばらくの間、ファミコンゲームマイコンゲームからの移植で、機能を制限したものが多かった。なので、しばらくファミコンは自宅に無かったし、見向きもしなかった。

 ファミコンなんかよりもマイコンゲームの方が数倍複雑で楽しいし、ファミコン自体は、所詮マイコンの機能限定版だと思っていた。

 しかし、この状況はすぐに逆転することになる。ファミコンが思わぬ大流行をしたため、マイコンゲーム数は、ファミコンにいとも簡単に抜かれた。仕方なく少し遅れ気味にファミコンを買う羽目になる。

 あの頃やったアドベンチャーゲームには、色々な思い出がある。中間色を駆使したあのグラフィックスをみると、いつでもあの頃の思いが蘇ってきて、なぜだかワクワクしてしまう。

 まだ続くと思います。

2008-11-11

SIerさんとつきあい始めたのだが

取引先ができた。なんとSIerさんだ。

8月にアサインされたプロジェクトで知り合い、10月から付き合い始めた。

これまで5人くらいと付き合ったことがあるけれど、一般的なお客さんと比較して

* 考え方が保守的・前時代的、判断が遅い。

* 議題が散漫になる、会議一つ一つで必ず結論がでない。

* ルールにうるさい、超が付くほど規約にこだわる

といった点が目立つ。

見た目は理系を少し丸くしたようなかわいらしさがあるのだけれど、要するに中身は体育会系文化部だ。

初めは戸惑いもあったが、案外こういう会社とつきあうのは苦痛で楽しくないと分かってきた。

会話は技術的なテーマビジネス的なテーマもまったく交わせない。

いろいろデザインパターン・開発手法・パラダイムなどを試そうとするそぶりなど微塵も見せず、好奇心がまるでない。

プログラムの外注だけで手一杯だというのに、オフショア開発に手を出していて、向上心の強さがある。

反面、長期的な判断も論理的・合理的なのかな…と思いきや、

オフショア開発をうまくハンドリングできない自分に、「おかしいな、以前は利益があがったはずなのに///」と火を噴く。

大手SIerさん、はっきり言ってオススメできません。

問題はどうやって辞めるかだけれど、不景気という戦闘モードの時に誘うのではなく、好景気が狙い目としか。

初めの入社が簡単なだけで、後は一般的な会社よりも付き合いは難しいかも。

だって普段プログラマ同士でしている会話が通じないんだから。

2008-11-01

http://anond.hatelabo.jp/20081101191251

景気ってなによ?ということからはっきりさせておかないと。

不景気生活水準がよくならない=ほしいものが手に入りにくいというように定義しておくと、消費拡大=好景気といっても過言じゃない。

製品を国がどんどん買って捨てていくとどうなるかというと、メーカーは金が手に入ってそこで働く人はほしい物が手に入りやすくなるが、他の人は国が買うときの金を税金によってまかなわれるので、ほしいものが手に入りにくくなる。国債発行によって財源調達した場合は金利インフレ率の上昇によって他の国民がツケを払う。

しかも捨てるものを作るのに労働力を使う分、他の分野に労働力をまわせなくなる。不況時はそういうことをしても人手が余ってるので大丈夫だが、好況時にやると当然生活水準が下がる。不況時にやる場合でも捨てるものを作るより何か役に立つものを作ったほうがよいので無駄公共事業をやめろという批判は正しいが、代わりに役に立つ事業の代替案を出すなり、現金配って需要増やすなりで失業者の労働力活用する対策はやっておかないと損。なぜならタイムマシン存在しないので、今のあまった労働力を将来使えるわけじゃないから、余ってる労働力は今使わないとその分丸ごと無駄

2008-10-19

生きていればそれで幸せ教を作ってみた

歴史

生きていればそれで幸せ教は「はてな匿名ダイアリ」から発生した多神教である。

はてな匿名ダイアリでの下記の書き込みが直接の起源であるといわれている。

http://anond.hatelabo.jp/20081019202806

自分で「生きていればそれで幸せ教」を設立する勢いで行け。

この時期、多くの生きていればそれで幸せ教徒は、宗派に属したという意識をもたなかったとする学説が、現在の主流を占める。

21世紀初頭のアメリカから始まった金融危機以降、「生きていればそれで幸せ教」が「勝ち組・負け組み教」から独立して「生きていればそれで幸せ教」としての自覚を持つに至ったとされる。

好景気以下での「生きていればそれで幸せ教」は「勝ち組・負け組み教」「恋愛すぃーと教」と相容れず、また、過度な努力を拒んだため、社会の異分子としてしばしば注目された。

ニートだの、ワープアだの蔑まれ、信徒は何度かのいわゆる大迫害経験した。

しかし、時の総理大臣杉村太蔵により公認され、その後、日本の国教とされた。

教義

生きていればそれで幸せ教の教義をもっとも簡潔に述べているのが信条である。以下に重要信条をあげる。

社会にも他人にも自分にも期待しない。

恋愛イケメン・美女という動物が行うもので人間が行ってはいけない。

労働を行うことは、敗北である。

・我々は負け組みではなく、あらゆる欲望から解放された新人類である。

組織

信者には、平信者と聖職者に分かれる。聖職者は、魔法使いニートホームレス即身仏に分けられる。

魔法使いとは性欲から開放されたもので、30歳になるまで性行為を行わないことで昇格する。

ニートホームレスの区別は共に働かないことであるが、ホームレスは家からも自由になっているため、「生きていればそれで幸せ教」においては階級が高くなっている。

即身仏とは、瞑想状態のまま、断食をおこない、そのまま仏になったものである。食という概念から開放され仏となり、永遠生命を取得するこの職種が最高位とされている。

一部、異教徒の手先であるマスゴミからは都会の孤独死だの、無職男性が食事もとれずに餓死だのとネガティブ報道がなされているが、これは、自ら食を立ち永遠の命を手に入れるという荒行を冒涜するものである。

信者の特典

即物的なものから解放されない、未熟な信者のために以下の特典が用意されている。

一般信者の特典

公園の豪華ダンボールハウス製宿泊施設の利用権

公園水道水が飲み放題

・各自治体図書館の利用権

・各自治体ゴミを優先して撤去する権利

プレミアム信者(525円/1月寄付金)

ニコニコ動画にて時報OFFが行える。

ニコニコ動画にてアクセス混雑時でも信徒専用回線が用意される。

ニコニコ動画マイリスト、マイメモリーの登録数が増える。

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