はてなキーワード: ポール・モーリアとは
オリーブの首飾りの「風評被害」について、いろいろと盛り上がっているけど、(https://anond.hatelabo.jp/20171012190403 とか anond:20171013062716)
そもそも、マジックと結びついていなければ、日本であの曲がこれほどまでにポピュラーにはなっていないだろう。
この曲をマジックのBGMに使い始めたのは、現在、日本奇術協会の名誉会長である松旭斎すみえ師匠だが、たまたまカーラジオで流れていた曲が自分の舞台にあっているのではないかと思いBGMにつかってみたところ、あまりにも評判がいいので定着し、ほかの奇術師もどんどん使い始めたのだという。
昭和50年代の話だ。
以来、完全に「手品師のテーマ」として定着し、40年近くがたっても、その結びつきは色あせることがない。それは、あの曲があまりにもマッチしていたから。
作曲者の意図とは違うのかもしれないが、もはや「江頭2:50と布袋寅泰の『スリル』」みたいな、唯一無二、不即不離の選曲というしかない。
師匠は、この曲のポテンシャルを引き出したのであって、もし師匠とこの曲が出会っていなかったら、ポール・モーリアの音楽なんて、日本では昭和の遺物として忘れ去られてしまったはずだ。
「イージー・リスニング」なんてジャンルがあったことすら、もはや中年以上の人間しか覚えていないのだから。
師匠の舞台は、10年くらい前に鈴本演芸場でみたきりだが、その時もこの音楽が定着する経緯についてはネタにしていた。
なにしろ、あの曲のイントロが流れるだけで、「ああ、これからマジックが始まるぞ」という期待感に客席がつつまれ、師匠が登場して花束の一つでもだすだけで、会場は沸くのである。
https://anond.hatelabo.jp/20171012190403
ポール・モーリアの曲だと思っているようだが原曲はフランスでヒットしたビンボ・ジェットというバンドの
エル・ビンボというラテン風ディスコ曲。ビンボはスペイン語で、ふしだらな女、軽い女、ビッチを意味する。
日本のレコード会社が清貧な美少女のイメージと邦題を付加、TVCMでも使われヒットした。
つまり下品な曲がロンダリングされて舶来の高級品のように売り出され
黄色い猿がありがたくレコードを買い来日コンサートを謹んで拝聴した。