2024-08-28

スメハラ」は遂に「お前が生きていることそのものハラスメント」という究極の理念へと到達した

スメハラ最初は「お前の香水クセーから辞めろや!」だったり「ジジイエイトフォー使うんじゃねえよ!」などといった香料の使いすぎに対してのヘイト概念だった。

それがいつの間にか人間が元来持っている体臭のものへの批判へと変わっていくまでの時間は余りにも早すぎた。

それはまさにマルティン・ニーメラー法則のものと言えたわけだ。

誰かが加齢臭攻撃した時、私はそれに深くうなづき協力した。私はまだ若年層だったから。

誰かがワキガ臭を攻撃した時、私はそれに深くうなづき協力した。私の耳垢はカサカサだったから。

誰かがケトン臭を攻撃した時、私はそれに深くうなづき協力した。私はダイエットをしていないから。

誰かが私に攻撃を始めた時、私は何も出来なかった。私には私の臭いが分からなかったから。

そして、スメハラは究極の領域へ足を踏み入れる。

臭い奴は人類に仇なす犯罪者、言って聞かぬならもはや人権など存在しない」

徹底した排除時代が幕を開けたのである

現代においては、

加齢臭を止めることの出来ない中年社会存在するべきでないので死ぬべきであり、

肉体労働者は悪臭が染み付いているか職場と家を往復するだけの奴隷であるべきであり、

オフィスワーカーは発汗能力が壊れた悪臭製造機なので在宅勤務だけをするべきなのであり、

ガキは小便臭いから姿を隠すべきであり、ジジイは真にアンモニア臭いので滅びるべきなのであり、

ありとあらゆる人間他者と一切の接触を断つべきとされているのだ。

もはや街を堂々と出歩くのは己だけは大丈夫だと信じる厚顔無恥な者共のみ。

コミケに旅立つ引きこもりプレイスペースのカードゲーマー、山籠りを終えた自衛官嗅覚など完全に壊れきった恥知らずけが意気揚々と街をゆく。

ああ、地獄時代だ。

自臭症の狂人臭気麻痺傍若無人世界は二つの狂気に染まり続ける。

その隙間に、中道を歩んだつもりの真の白痴を携えて。

世界は壊れてしまった。

存在するべきでなかった流行語がたった一つで世界をここまで壊してしまったよ。

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