今やトンデモトランスアライとして著名な三名によるこの記事、今読むと興味深い。
高井ゆと里×能川元一×堀あきこ×松岡宗嗣「トランスヘイト言説を振り返る」
https://web.archive.org/web/20240329005755/https://wezz-y.com/archives/95807u
彼らは右派のトランス差別の主な主張として以下の三点を挙げている。
1つ目に、素朴な生物学主義を盾にとって、「生まれながらの性別は絶対である」と主張し、トランスジェンダーの実在性そのものを否認すること。
しかし現在の冷静な視点で見れば、どれも右派と何の関係もないし、むしろ科学的に妥当な批判でしかないことが分かる。
1.人間の生物学的性別が変更できないのは「素朴な生物学主義」ではなく、正当で妥当な科学・医学知識である。性分化疾患は存在するが、トランスジェンダーや性同一性障害とは全く異なる身体的な診断基準があり、これらを混同するレトリックはトンデモ疑似科学でしかない。
2.トランス医療に医学的根拠が不足しており、子どもを危険にさらしていることは、トランス先進国のイギリスで明らかになり、トランス医療の施設は閉鎖されることになった。また、上記のように医学的にトンデモな情報を子供に伝える教育は論外であろう。
3.人間の生物学的な性別は変更できない。しかし、性同一性障害では耐えがたい「身体的違和」の苦痛が存在すると考えられるため、やむを得ず性器を切除するなどの処置が正当化される。つまり去勢は治療として必要だから認める、というのがもともとの趣旨だ。身体的違和がないトランスの性転換に利用すること自体が問題なのだ。
おそロシア