2024-07-16

抑うつ症用の薬飲んだ時と飲まない時で世界が違いすぎ

世界が変わったっていうかわたしが変わったっていうか。

からすぐ泣くしすぐ怒るし、生きているだけで苦しいからうっすらぼんやり死にたいとは思ってたんだけど、最近特にひどくなって、仕事サボるくせに偉そうなクズとかミスしても絶対謝らないクソ上司かに対する怒りが治らず職場トラブル起こしたりするようになって、それでなんで受け流せないんだろうもうダメ死にたいと本格的に死ぬ方法を考えるまでになってきて、ひとまず人に迷惑をかけるのはダメだよなぁととりあえず病院に駆け込んで「怒りを抑える薬ください!」って言った。

先生はどんなことに怒りを感じるかとか、家庭環境とかを尋ねて、一通り聞き終わると「…ご両親というか、家庭環境や今の職場ちょっと……どうかと思うけどねえ」と言いながら怒りを抑える薬とやらの処方箋をくれた。

そのまま薬局に持っていって薬をもらうと、紙袋デカデカと【抑うつ症】って書かれてた。

抑うつ!?

わたし!?!?

一言もそんなこと言ってなかったじゃん先生!!!

となりながらまあでも飲むことにした。職場トラブルなく過ごしつつ寿命を待てたらそれでよかったから。

寝る前に飲む薬だったからその通り飲んで、そんで朝起きて出勤したらびっくり!!!

昨日まで死ぬほど憎かった仕事サボるクズに対しても、謝らないクソ上司が憎くない!!

昨日まで親の仇(親を憎んでるから別に親が◯されても悲しくないけど)かってぐらい憎んでたのに、少し軽蔑するけどどうでもいい!!

ただの風景というか、職場という環境の一部でしかなくなっていた。

もう一人の人間としてすら見ていないかもしれない。

さらに言えば休日町に出掛けた時、細い道で向かいからやってきても避ける素振りすらせず譲られて当然みたいな態度のおっさん脳内包丁でぐちゃぐちゃにする妄想をしたり服屋で執拗に話しかけてきては何でもかんでも勧めてきたりする店員に舌打ちするのを必死我慢したりとか過去にあった嫌なことを思い返して部屋で叫ぶことも減った。

気がついたら死ぬこともそんなに考えなくなっていた。

よかった、世界ってそんなにストレスで溢れているわけじゃないんだ。

生きるハードルが一気に下がった気がした。

でもそれに大して喜びは感じなかった。

心が常に凪。

怒りも喜びも悲しみも全部1/5ぐらい。

前みたいに映画見ても漫画見てもぐちゃぐちゃに泣いたりしなくなったし、世界存在する情報に一枚分厚いフィルムがあって、そこから濾過されたマイルドな刺激しか受け取っていないような感じ。

薬を飲むと、精神的にはすごく楽だし穏やかになれて、そうか普通の人はこういう世界で生きてたのか、とか、確かに死のうとは思わないな、と感じる。

心が疲れないし、前を向いてみようと思える。

でも、なんだか心が寂しい。

薬を飲んでみて、二十数年生きてきて、薬飲んでない時の、激しく心が揺さぶられる状態わたしアイデンティティの一部にもなっていたのかもと思った。

でも薬飲んでない状態で生きていけるかって聞かれたら即無理って言える!!

あーもう何も分からん、やっぱ早く安楽死認めてくれ。

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