水の出しっぱなし案件がSNSを騒がす季節となったので、元水泳部顧問の立場から。
まずは衛生管理上、満タンになっても意図的に注水し続けるケースがあることを知ってほしい。プールの水面には髪の毛、唾液、葉っぱ、虫の死骸(から出たアブラ)など様々なものが浮いている。網でキャッチするのは気休めみたいなもので、とにかく溢れさせて流すしかない。体育とかで大人数がジャバジャバ泳ぐと水位が下がるので、そんな時はメインのバルブを全開にすることもあるし、たいして減っていない時でも家庭用ホースからチョロチョロ給水して満水状態を保つ必要がある。そんなわけで、「既定の水位になったら自動的に止まるようなシステムを導入すれば?」というネット上の意見は正直聞く価値がない。
「家のお風呂は自動で止まるのに!」もよく見るけど、学校のプールって重いバルブを頑張って開け閉めするんですよ。家庭菜園レベルの給水システムなら一定時間給水したあとに自動停止する機能もあるだろうけど、水道の口径が全く違う学校プールでそれは難しいのでは。公認プール(タイムが公式な記録として認められるプール)ですら、大きなバルブをせっせと開け閉めしているので、普通の学校レベルで自動停止システムは無理だと思う。ちなみに、配電盤みたいなものをポチポチしているイメージの人もいるだろうけど、あれは給水バルブではなくろ過機。
「みんなで気を付ける」と言うと袋叩きになりそうだけど、私の小さな脳みそだとそれしか思いつかない。本校では事務員さんが毎日水道のメーターで学校全体の使用量を記録して管理職に報告しているから、数日間出しっぱなしの事故は発生しない。水泳部顧問や体育科の教員だけに任せると、事故は十分に起こりうる。結局は校長が具体的にどういうチェック体制を組織的に敷くかだと思う。
自腹はさすがにおかしいと思う。懲戒処分としての減給ならまあわかるけど。話は逸れるけど、夏に雷や豪雨で停電したりすると濾過機も止まるから(配電盤をポチっとしない限り運転再開はしない)、停電に気がづかないと数日後にはプール一杯の青汁スープができていたりする。そうすると掃除と水の汲み直しで20万円以上かかるから、学校の近くに住んでいる教員や生徒に日ごろから「停電があったらすぐに連絡して!」とお願いして、休日だろうとなんだろうとろ過機のスイッチを押しに行く。
「家のお風呂とは違うんだぞ」だけを言いたかったのに、こんなに長くなってしまった。ちなみに私は「学校にプールはなくてもいい派」なので、そこんとこよろしく。
なるほど勉強になった。 しかしダムや灌漑設備でさえ、重力などの自然の力を利用して(チョロチョロなどの複数段階も含めて)自動調整する仕組みがあるのに、プールじゃあかんのかと...
開け閉めを自動化する必要は無い とにかく水量をモニタリングする事だ 結果を何か自動で判別するなりして然るべき人間に通知すればよい
材料費だけなら1万円かそこらで足りるIoT機器ってのが最近普通に売ってるやろ ラズベリーなんとかみたいな それで水量センサーみたいの付けて、満水になったらスマホに通知が飛ぶと...
どうせバッテリー交換忘れたり、基盤が紫外線の影響で不具合起こして水が溢れるんだろう IoT使おうが保守からは逃れられない
つーか ちょっとした注意で防げて事故頻度も高くない 例え事故ったとしても怪我人や死人が出るわけでもない 損害額もせいぜい数百万円 騒ぐほどのことじゃねーんだよ 人間による...
これの大事なところは「責任者」としての特別報酬を得ていたかどうかだよね
>「既定の水位になったら自動的に止まるようなシステムを導入すれば?」というネット上の意見は正直聞く価値がない。 であれば、一定時間で止まるタイマーにすればいいのではと思...
過剰実装。ボールタップで良い。水洗トイレのタンクと同じ。受水槽とか大きい設備用のがある
満水になると止まる装置を付けろという素人の意見は聞く価値が無いと元記事に書いてあるのにそれでも書いてしまうキミに乾杯
水道経路のどこかにスマートメーターを設置すればいいんじゃないかな 職員室のPCで流量が見えるやつ
スマートメーター(英語: smart meter)は、電力をデジタルで計測して通信機能を併せ持つ電子式電力量計である。 スマートメーター - Wikipedia より引用
同様のインフラストラクチャーである都市ガス、プロパンガス、水道の計量メータも「ネットワーク化」が可能で実証実験が行われている。
最近の新設の学校はプール自体ないんだよね 民間委託が増えてるらしい 体力も技術もない教員より、プロに任せたほうが安全安心よね
30年前の地方の小学校はすでに学校じゃなくて自治体経営のプールで授業してた
意図的にあふれさせることがあるのは理解できるけど、何日(場合によっては数か月)も全開であふれさせるのを警告するシステムは容易に作れそうだよね。 出しっぱなしを防止するシ...