自分にはかつて仲のいい友人が2人(AとB)いた。
ド田舎なので幼稚園から中学卒業まで同じ学び舎だし上も下も顔見知りみたいな地域だった。
中学では部活に強制入部だった。文系の部活はなく帰宅部は学外でクラブチームに入ってる子だけで、運動部しか選択肢はなかった。
自分は2人を誘い同じ部に入部した。ずぶの素人は自分たち3人だけで、他の1年生たちは経験者で先輩たちとは既に小学生のときから仲が良かったらしい。
私たち3人は浮いていたし、当然ながら私たちは下手で、先輩たちとすぐに仲良くなれるわけもなかった。
でも私にはAとBがいるし、別に他の部員だって意地悪をしてくるような人たちではなかったのでこれから頑張っていこうと4月の時点では思っていた覚えがある。
5月になったころからAが部活に来なくなった。理由はわからないがそのうちに学校にも来なくなり不登校となってしまった。最終的には保健室登校みたいな形で来るようにはなっていた。
休み時間にAに会いに行けばいつもと様子は変わらなかったし、おしゃべりするのは楽しかったから「気が向いたら教室にもおいでよ」みたいなことも言ったような気がするが1度も教室に現れることはなかった。
夏ごろにはBも部活には来なくなった。顧問からは「人間関係は難しいからね」みたいなことを言われた。おそらく他の部員や先輩とそりが合わなかったのだろう。
私だって他の部員たちとそりは合わなかったがAとBがいるから楽しいし続けていけると考えていたのに2人はそうではなかったようだ。
半年の間に素人は私だけになってしまったが、別におしゃべりする相手がいないだけで、イジメがあったわけでもなくきちんと指導してもらえたし部活をやめる選択肢はなかった。
この時点で自分には友人と思っていたのに、何も言わずにいなくなってしまったAとBに対して不信感があったのだと思う。
一緒に遊ぶ分には今までと変わりがなかったので、そのままの付き合いを続けていた。
そのまま私たちは3年生となった自分たちには高校受験の話題でいっぱいだった。
Bに「私は○○高校を受けるけどBはどこを受けるの?」と聞いたがBはただ「あーうん…」と苦笑するだけで教えてくれなかった。
友達なのになにも教えてもらえないんだなと冷めていくのを感じた。
のちにクラスみんなの前で面接の見本として前に立った受験の際に面接のある生徒たちの中にいたBの受け答えではじめてどこを受験するのか知ることになったが、そうなんだ、以外の気持ちは湧かなかった。
相変わらず保健室登校のAには聞いてはいけないような気がして受験の話も卒業後の話もしなかった。いつもゲームや漫画の話をするだけだった。
卒業後の2人のことはほぼ知らない。
他の友人たちも2人が今なにをしているのか知っている人はいなかった。
Aは二十歳ごろに髪をピンクに染め自転車でその辺を走っていたという目撃情報を祖父から聞いた。
子供の頃はほぼ毎日遊んでいて、親からも特に仲のいい子たちを認識されていたのに、今ではどこにいるのかもわからない2人に対して興味も湧かない自分を薄情だと思う。
でも、もし2人に会えてもきっと何も教えてもらえないだろうなとも思う。
なぜ2人はなにも私に言ってくれなかったのだろうと、時々思い出しては気分が落ち込んでしまうし
すべて話すのが正しいとは思わないが、なんとなく今仲がいい人たちのこともなんとなく信用できないままでいる。
中学生のとき私はどうすればよかったのだろう。もし過去に戻れるならそこからやり直したいと思うぐらい今でも心に引っかかっている。
この時間帯私は僕はどうすればよかったのだろうって感じの増田多くない?同じ人?
Aは二十歳ごろに髪をピンクに染め自転車でその辺を走っていたという目撃情報を祖父から聞いた こういう消費の仕方するクズに内面を話そうとは思わんわな
もしかして自分が何かしたのかなっていう気持ちが一個も書かれてない
A子とB子
女子大生の設定では