https://note.com/sws_jp/n/n6c66ebe6aa8f
ローリングはトランス差別的なことは何も言っていない。彼女は性別不合の存在に異議を唱えてはいない。証拠に基づく治療と医療のもとで性別移行が認められていることに反対したことは一度もない。トランスジェンダーの賃金や住居の平等を否定していない。彼女がトランスジェンダーを「危険にさらしている」という証拠はなく、彼らが存在する権利を否定しているわけでもない。
彼女のかつての批判者の一人を例にしよう。以前ローリングをトランスフォビアだと非難したジャーナリストのE.J.ロゼッタは、昨年 『J.K.ローリングによる20のトランス差別発言』という記事を書くよう依頼された。12週間の調査の後、ロゼッタは 「真にトランスフォビックなメッセージは一つも見つからなかった」と書いている。そして「人々は間違った魔女を燃やしている」と宣言した。
例えば最近、レズビアンでありフェミニストでもあるスコットランド国民党の議員ジョアンナ・チェリーは、トランス女性としてたった3ヶ月生活すれば性別違和の診断を必要とせず、申告だけで女性であることを法的に証明できる「self-ID」法のスコットランドでの可決に公に疑問を投げかけた。彼女は職場でのいじめや殺害予告に直面し、国会での最前列議員連から外されたことも報告した。「この議論に参加することを恐れている人もいると思う。発言すればトランスフォビアの烙印を押されることが多いから」とチェリーは言う。
ローリングの率直さは、まさにこうした目的のためにあるのだとフェルプス=ローパーは言った。「多くの人がローリングは自分の特権を利用して弱い立場の人を攻撃していると考えている。しかし、彼女は弱者の権利のために立ち上がっている」
一方、日本語版のWikiにはトランスジェンダーもTERFも、TRA側に偏った内容が記載されている。 そして、それをTRAがWikiに書いてあると自説の根拠にしているのも興味深い。