40歳喪女。新年早々、片思いしていた相手に失恋した。ちょっと愚痴らせて。
店には10年以上、通っているが、店長を異性として意識したのはここ2年ほど。
普段は糞不愛想な店長の意外なほど誠実な対応に、惚れてしまった。
ただその後も店長とはあくまで「店員・客」との関係は崩さず、プライベートな話なども一切していない。
私としてはお店で黙々と働く店長の姿を見れるだけで十分だった。
それでも、何となく…2024年こそはちょっと雑談くらいはなどと柄にもなく思ってしまい、話しかけるネタを用意して、比較的、お店が忙しくない時間帯にドキドキしながら訪問。
が、店長と顔を合わせた瞬間、私の期待はもろくも崩れた。店長の左手の薬指に光るものを発見したのだ。
以前から「嫁子どもがいてもおかしくない。彼女くらいはいるんじゃないか」と思うことはあった。
指輪は見間違えじゃないかとか。何かのフェイクでたまたまつけてただじゃないかとか。
けど、数日後、店の裏を通りかかった際、店長が休憩所で携帯で話しているのを見かけた瞬間、いろいろ察してしまった。
会話の内容は聞こえない。ただ「楽しみにしている」みたいな単語は聞こえたきた。
そして何よりもいつも糞不愛想な店長の今まで見たことないくらい優しい笑顔。
実は、ここ2年は仕事のストレスが半端なく、辛い状況におかれるたびに、店長の顔を思い浮かべていた。
そんな妄想で喪女が自分を慰めている一方、店長のほうはしっかり愛を育んでいたんだなあと思うとせつない。
もちろん、自分勝手な思い込みの片思い。そして、店長のおかげでいい夢を見れた。店長ありがとう。
そう思いつつも、どこかやりきれない自分がいる。
次いこう次!
店長さんとばっちりで草