マイナーな趣味で、教室として教えてくれるのはたぶん日本でそこしかないところに通ってたことがある。
狭く汚い教室ながら、そこしかないとそこにあらゆる階層の人が集まってくるもので、変わった人とたくさん知り合えた。
ポツポツ書いてみる。
1人目、某JTCの元社長だった。経団連の偉いさんもやってたりで、個人名でググってWikiにページがあるくらいの人だった。
こっちで飯を食えるレベル。
最初の印象は博識で話が面白いお爺さんって感じ。けっこう高い習い事なのに、途中で帰っちゃうことが多くて、元サラリーマンって言ってたけどまだ仕事してるのかな?っては思った。
びっくりしたことに、普通のサラリーマンの自分が最近家を買った場所のほど近く。
自分の猫の額ほどの庭しかない戸建分譲よりはずっと広く、趣味用の離れがあったりするけれど、このへんの昔からの住人ならそのくらいの広さの家は珍しくはない。
1人2000円の持ち寄りで花見とか、飲み食べ放題3980円の激安居酒屋での飲み会にもきてくれる。
一度だけ、習い事が終わって教室の外に出るとカッチリしたスーツの人が待ってることがあって、そのとき初めてけっこう偉いさんなんだなという風に思った。
2人目
タレント。テレビでの姿からすると、この趣味は絶対結びつかない。まあ、凝り性そうな雰囲気はあったけど。テレビでの明るい姿とは違って、黙々と自分の世界を掘り下げるのが好きっぽい。あるいはプライベートを詮索されるのが嫌だから黙っていたのかもしれないけど。
飲み会にはきてくれなかった。
3人目
漫画家。職業漫画家だって聞いて、どんなの描いてるんですか?と聞いたらめっちゃ人気漫画だった。
4人目
マンション暮らしは趣味を満喫するには不便で困ると言ってて、やっぱり庶民っぽい。
そんな感じ。
ルンペンみたいな人から経団連の偉いさんまで趣味で同じ時間を共有できる。不思議な経験。
年収三億のリアルってエントリで、金持ちなのに楽しくはなさそうって感じをうけたけど、結局、幸せってどれだけ好きなこと、つまり趣味に全力できるかってところだと思うな。