料理の仕方をYouTubeで検索すると有名な料理系YouTuberの動画がヒットすることがある
自分は陰キャなのでみんなが持て囃すようなものは敬遠していたのだけど、どうしても料理の仕方を動画で確認したかったのでちょっと試しに観てみようかと思い観てみたのだが、動画先頭のパリピ丸出しの挨拶でウワッとなり大きなジョッキに氷をぶちまけて酒を飲み始めた辺りで見苦しさに耐えきれずブラウザバックしてしまった
なんてすぐそんなふうに考えるのが陰キャの悪い癖で、思うに、世の中の人は見苦しい物が大好きなのだ
なんてすぐそんなふうに考えるのが陰キャの悪い癖で、たぶん、紹介してるレシピが素晴らしいから世の中の人は我慢して見ているうちに慣れてしまうのだろう
これは自分も経験があって、自分が大好きな生物系YouTuberも初めて見た頃は動物に赤ちゃん言葉で話しかける様が気持ち悪い事この上なかったが、今ではそれが面白いとすら思えるようになっている
そう、面白くなるのだ
思えばテレビ
昔、バラエティー番組を観なくなって久しく、ふと思って観たらリアクション芸人があまりにもあまりにも見苦しくてチャンネルを変えてしまったが、ああいうのが公共の電波にのるようになったのは視聴者が見苦しさに慣れてしまって面白い要素だけを受け取ることができるようになったからなのだろう
考えてみりゃ、自分だって子供の頃はたけし軍団とかいうオッサンの集団が半裸みたいな恰好になり理不尽な目に遭わされてもがき苦しむさまを見て大喜びしてたのだから、世間様の悪趣味をどうこう言えた義理ではない
そのテレビも今ではリアクション芸を誘発させる行為が子供の教育に悪影響という理由から自重するようになり、いよいよバラエティー番組は素性のわからん人達と昔テレビに出てた人達が何かをやっている虚無映像になってしまった
そりゃ、観る人いなくなるよな
しかし、不快なものは慣れると言いながら自分自身の不快なものへの耐性が弱まっているとも感じる
すでに慣れてしまったものは大丈夫だったりするので、これが歳のせいだとすると、これから超高齢化社会まっしぐらの日本は新たな不快要素を備えた新しいコンテンツを受容することなく葬り去って、自分が慣れた古いコンテンツを消費し続けていくようになるのだろうか?
お前以外はお前と同じ感覚じゃないだけだよ