小学校低学年の息子。
昨年初夏の頃、担任の先生から「授業中ボーッとしていることがある。また、みんなで何かをやるときあまり積極的ではない」という話を受け、もしかしたら……という思いから地域の小児療育センターの門を叩く。まずは親だけが話をしにいきひとまず検査をしようという流れになったものの、どうやらかなり忙しいようで、予約から半年以上が経って今年の頭に受診。二度の検査を経て先日結果が出てきた。
知能指数は平均でひとまず境界知能ではなかったことにホッとしつつ、特性としては「言葉を鵜呑みにしやすい」「社会的コミュニケーションが苦手」ということで、ASD傾向があるとの診断だった。
この話を聞いて、過去の自分のことを思い返していた(発達障害との診断は受けていない。多分そうだろうなというだけの感想)。
小学校〜中学校といじめられるというよりはからかわれる対象で、中学一年〜二年と登校拒否気味。周囲からの「優しい」という言葉を鵜呑みにしてパシリもさせられた(結果そうした扱いをしてきた小中の同級生とはほぼ縁を切っている)。中学〜高校と続けていたブラスバンドも音楽楽器ともに好きだけれど体育会系な部活形式が苦手でサボりがち。
就職してからは深いコミュニケーションが苦手なままどうにかこうにか改善を繰り返しつつ不惑を超えて転職回数二桁に達しながらも何とか年収の中央値以上は稼げているものの、自分の気持と職場環境すり合わせがうまく行かないことも多く鬱を患い薬をかじりながら何とか生きている状態で、いまも現職に嫌気が差していて(主に給与面と昇給がないこと)転職活動をしている。書類で落ちてばかりで、正直凹んでるけれど。
もちろんこうした自分自身と息子との傾向が同じとは限らないし、時代性として彼が大人になった頃は今の自分とは違う課題問題が立ちふさがるんだろうなと思う。
ただ、小学校低学年の段階でこうした診断を受けたことで、少しでも彼の人生の攻略法として使ってもらえればなと思っている。
親としては心配が尽きないけれど。
それにしてもどのタイミングでどのように本人へ伝えるべきか。
子どもに対する目下の悩みは、これだな。
なんで遺伝するヤバい性質を持ってることが明らかなのに子供作っちゃうの? もはや虐待じゃん。
はい優生学
ありそうなのは、「自分もそうだと分かってたのになんで産んだの」みたいな面倒くさいこと言われることだね。過去の自分のことはあんまり言わんでもいいかもしれない。