2022-05-30

「こんなはずじゃなかった……」 新入社員を悩ますガチャ”の正体

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2205/30/news010.html

ITmedia ビジネスオンライン

「配属ガチャ」「上司ガチャ」に悩む新入社員が多い

 新入社員4月入社してから2カ月弱が経過した。

 例年なら新しい環境適応できずに心身に不調が現れる「五月病」の時期だが、近年は「配属ガチャ」「上司ガチャ」に頭を悩ます新人も増えているという。

画像】「配属ガチャ」の懸念が増加

「配属ガチャ」へのこだわりを持つ学生が増加

 配属ガチャとは、入社時の配属先がどうなるのか分からないことをソーシャルゲームの「ガチャ」になぞえたもの希望部署は配属された場合は「アタリ」、そうでない場合は「ハズレ」。

 運良く希望部署に配属されても、ちゃん指導してくれない、あるいは先輩や上司の高圧的な態度についていけない「上司ガチャ」に悩む新人もいる。“ハズレ”を引いてしまったら早期離職の引き金になる可能性もある。

 配属ガチャ問題ネット上でも「希望していた仕事ができるものと思っていたが、全く違う部署だったのでがっかりした」「実家から通勤できると思っていたが、入社したら地方営業所に配属され、転職を考えている」という声も挙がっている。

 産労総合研究所実施した「2022年3月卒業予定者の採用就職に関するアンケート」によると、配属(職種・勤務地)に関心がある学生企業採用担当者の回答では「増加」が20%、「やや増加」が40%。計60%が増加していると答えている。同様に大学キャリアセンターの回答でも63%が増加していると答えている。

 その背景には何があるのか。

長く勤められないなら、やりたい仕事キャリアを積みたい

 大学キャリア教育を担当している講師は「取りあえず配属ガチャを避けたがる学生が少なくない。『一生この会社でお世話になりたい』と思うほど、企業に対する信頼度が低くなっている。『長く勤めたくても、そんな時代ではないんでしょ』という感覚が大きくなりつつあり、やりたい仕事キャリアを積みたいという思いがある」と解説する。

 実際に前出の調査によると、学生入社予定の企業で「何年程度働くつもりでいるか」という質問では「できるだけ長く」が45%と多いが、5年以内に転職を考えている学生が25%、10年以内では36%に上る。

 つまり現在でも、学生では「できるだけ長く働きたい」と思う人が多い。しかし、「そんな時代ではない」という不安から、配属で失敗せずに自分に合った職種、やりたい職種新卒から経験したいという意識が高まっている。

そこで新卒採用廃止JDの整備ですよ

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