20代からアラフォーの今までずっと鬱、あるいは適応障害と診断されて、それが良くなったり悪くなったりを繰り返してきてるんだけど、ストレスから抑うつ状態になるという風潮に違和感を感じている。
この20年近くを振り返ると、自分が体調悪化している時期はストレスとはほぼ関係なく、睡眠時間が減ったタイミングだった。
もっと具体的に言うと、仕事や私生活で人間関係に困っていたり、お金に困っていたり、まあなんでもいいんだけど、そういったストレスや悩みはないんだけど単に生活リズムが崩れたりとかして睡眠時間が減っていくと、急に死にたいと思うようになるとか、とにかくだるいとか、趣味の読書やゲームにもまったく集中できないとか、そういう症状が出てきていた。
一応病院に通っていた時期に向精神薬も処方されていたけど、これは自分にとって効果がないとは言わないが、多少ぼーっとするが故に身体の不調を紛らわせるという対処療法でしかなく、一番効果があったのは睡眠薬で強制的に自分を眠らせて睡眠時間を確保することだった。
仕事や私生活で悩みがあって寝れないとか、そういう場合はたしかにストレスも関係しているかもしれない。なのでストレスから距離を置くというのは、この場合たしかに効果がある。
しかし大してストレスがなくても、ちょっとしたきっかけで睡眠のリズムが崩れて抑うつ状態になってしまうことはある。
やたらと世間でストレスが鬱の原因と言われているような気がしているが、大事なのはどんな状況でも睡眠時間を確実に確保することだと感じる。
逆に言えば、ストレスがあっても寝れてさえいれば抑うつ症状はなかった。自分は。
ストレスが減るに越したことはないが、やみくもに「ストレスっぽいもの」を回避し続けていくと、それはそれで生活がジリ貧になってしまう(職を限定した結果収入が大幅に下がるなど。あと自分は独身だし、一応親兄弟もいて仲悪くはないけど、迷惑もかけられないし…)。
もし睡眠時間が確保できていないのであれば、まずはなんとかして寝れる環境を作ってみてほしい。
(いやまあ、そこが難しいから、当事者としては反感あるかもしれないけど。自分もひどいとき、仕事やめてずっと休養しててむりやり直してたし)
あと筋トレが鬱に効くみたいな記事も見たことはあるが、睡眠を改善してからでいいと思う。
一時期仕事が激務だった時期にも睡眠時間を削ってまで筋トレをし続ける生活をしていて(筋トレやってる人ならわかると思うけど、筋トレ始めると休みたくなくなるんだよね)、その時期は鬱が悪化していた。