長女は小学四年生に進級し、次女は新一年生になった。長女が次女の手を引き、とことこ歩いていく後ろ姿に、ちょっと感動しちゃったぜ!
それはいいけど、長女のクラスの担任が、この春大学を卒業したての女性教師で、昨日の初授業ですでに、クラスの男子達の雑談が止まず、勉強どころじゃなかったという話を長女から聞かされ、二年前の悪夢が甦って頭痛い。
二年前、長女の担任は妊娠後期の女性教師で、一学期の半分までいかずに産休に入った。そして、その後を引き継いだのが担任を持つのが初めての新卒男性教師だった。
という流れが、教師のスペックとか置いといてまず第一にクラス生徒の保護者達の反感を買ってしまい、何かの行事で保護者同士で顔を合わせれば先生への悪口大会になった。
酷いことに、妊娠中の先生がすぐ側を歩いているのに聞こえよがしに「こんな半端な時期に妊娠して担任を持つなんて非常識」と大声で言う人もいた。
妊娠中の担任は、5月の遠足にはもう臨月に入る頃だったので、遠足の引率はしないことになっていたのに、一部の保護者達が結託して抗議したせいで、結局補助の先生付きで引率することになった。しかも、今度は補助がついたことも気に入らないと言い出す保護者も出る始末。
そんなこんなで、遠足が終わってほどなくして、新卒の男性教師に担任が引き継がれた。すると、担任が若い男であることが気に入らない、見た目や態度もひ弱そうで気持ち悪いし頼りない、など、まだ何もやらかしていないうちから敵意剥き出しに臨んだ保護者達だった。
初めての担任が完璧にクラスを運営し保護者対応を完璧にこなすということは当然できず、なんやかんや色々トラブルは起きたけど、そこまで気にするか?ってほどの細々としたものばかりだったが、クラスのLINEグループに入ってない私にまでも、「今日の何時から校長に直談判しに行くからなるべく参加するように」とかネガティブなお誘いがしばしばメールで届いていた。
しかしまあ、なんだかんだ子供達は担任を小馬鹿にしつつも懐いていたし、すごく悪い事件が起きる訳でもなく、三学期になった。
最後の保護者会でも、担任は何やら一組の夫婦からギャアギャア叱責されていたけど、何故なのかは私は知らない。担任は学校を辞めた。
そんなことがあったので、今年もまた電話やメールで今から学校に抗議に行くから出て来いと言われんのかなと思うと憂鬱になる。私、夕方から仕事なんだよ!と、毎回断ってるのだが、その度ごとに他の保護者との間の壁の厚みが増していってるのを感じる。習い事のアシスタント当番で長女の同級生の親達と会うけど、昔のように話してもらえない。地味つら。
こわ……そんな親たちも自分の子どもには「みんなと仲良く」とか言い聞かせてるんだろうか
「みんなと仲良く」って子供にとってはプレッシャー半端ないんだよね。親に逆らってまでみんなと仲良くしないという選択を取れない子は、「みんな」の中でも弱い子に憎悪と攻撃を...