2020-10-27

数年振りに会う既セクが選んだ店

既セクと数年振りに会うことになったが、店が好みではないという理由だけで断ってしまった。

無関係の男友達に、既セクと食事に行くとしたらどんな店を選ぶか意見を訊いたら「その時に食べたいものを食べに行くよ」とスカされて何の参考にもならずに消化不良のまま胃に残ってるので順を追って自分で噛み砕く。

  

まず自分20代前半の女、3つ上の既セクとは大学時代に知り合って、二度ほど関係を持ったがその後の数年間は会っていなかった。

数年の間に誘いの連絡が何度か来ていたが、既セクに対してはもう何の感情もなかったので、来た連絡には無難な返信をするだけに留まり、会うことはなかった。

  

しかし数ヵ月前、既セクとの共通の友人と2人で食事に行ったときに、既セクが自分との関係を周囲に相談していることを耳にした。

「二度ほど関係を持った後から会えないので会いたい」という内容だった。

コミュニティ内で関係を持ったことが周知の事実になった場合、得てして女側は居辛くなるというリスクがあったが、もちろん承知の上だった。そして現実になった。

でも、さも自分が冷酷かのような切り口で知れ渡るくらいなら「あの女とヤった自慢」で話されたほうが断然マシだった。

  

ということを既セクに伝えると、

「本当にごめん、そんなつもりで皆に話した訳ではなかった、改めて今度ご飯に行こう」と言った。

例のごとく軽く流していたが、そのことを指摘して以降、連絡の間隔は短くなり、夜中に着信が付いたり、スケジュール調整の催促が途絶えなくなった。

挙句の果てに、共通の友人を巻き込んで「関係修復の会」なるものを開こうともしていたらしい。

  

そして今日、今まで着信や短文だけであった連絡タイプとは打って変わって「明後日目黒ご飯行かない?」と初めて具体的な連絡が来た。

寿司が食べれると思った。自分寿司が好きだ。以前から既セクには「寿司ならね」と冗談っぽく言いながらも軽い伏線を張っていたつもりだった。

  

二度ほど関係も持ち、こちらの都合だがコミュニティにも居辛くさせられたのだからそれなりの寿司が食べれると思った。

普段自分が行かないような店に連れて行ってくれるなら寿司でなくてもいいとさえ思っていた。

しかし「寿司じゃなくていいよね?」という言葉とともに提示してきた店は、GoToイート対象で全プランが35%割引になっている高コスパステーキバルだった。

決して悪い店ではないし、店が悪い訳ではない。明日女子会で使いたい。

でも、最後に会った日の出来事やこの数年に起こった出来事を思い起こせ、数年ぶりに会う「既セク」に提示する店はここで合っているのか。

  

「そんなこと言われても、女心なんてわからないよ」と間違いなく言うだろうな。「その時に食べたいものを食べに行くよ」という声はさっき聞こえた。

自分なら、食事帰りの三度目を目論み、せめて店の選定がミス逃げられないよう、予めそこそこの店で手を打つ。

しかしまるで、食事帰りの三度目なんて一切目論んでないかのような店だ。いや本当に目論まれてなかったのかもしれない。

経験人数は多い方ではない自分関係を持った相手なので、センスに期待はしていたがこの様だった。

風俗代浮かすつもりならもっとあるよね?」と品のない連絡をしてしまいそうだからここで成仏させて欲しい。

  

なんか、いっそのこと当日とかに鳥貴族に呼ばれて、ただの夕食かと思って油断してたのに気づいたら連れ込まれていた、くらいが男女って感じでいいよね。

まあでも、そんなスキルのある男はこんな喪女には手を出さないとさえ思えてきたわ。

  

  

  

何が言いたいかというと、既セクの女は寿司に連れて行けば大体もうワンチャンスくらいはあるし、寿司が食べたいと言ってきた女は本命にはならない。

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