初潮から2〜3年後くらいからなので、高校生くらいから1ヶ月の30日くらい不調だった。
生理の前日から3日目くらいまで最高に具合が悪くなり、うち1〜2日は痛みで寝込んだり、布団の上でのたうちまわっていた。学校や仕事には行けるはずもなかった。
出血は一週間もあった。
生理2週間前から精神的にも肉体的にも不安定になって度々人間関係でトラブルを起こし、友だちに迷惑をかけたり、ついには見限られたりした。菓子パンやお菓子やジュースを過剰摂取した。日中は眠くて起きていられず、学生時代は授業料を無駄にした。
とにかく気分が安定しなかった。
何度検査を受けても、苦痛のすごい経膣エコーを何度受けても異常は見つからなかった。
20代半ばからさまざまなピルを試して、現在は低用量ピル"フリウェルULD"を継続して服用している。
ピルにお世話になってもうすぐ5年になる。
ピルで人生を取り戻すことができるなら月2,000〜3,000円は安いのかな、と思っていた。
現実は、ピル服用7日目を経過したくらいで精神的に不安定になって身近な人(今は夫)との間でトラブルを起こし、菓子を食べるのをやめられなくなる。さらに15日目以降はダルさや眠さ、集中力の低下、やる気の低下が起こる。仕事をするのにものすごいエネルギーがいるので家に帰ると燃え尽きて何もできずにいて自分が嫌になる。
ピルを服用すると生理は止まり、消退出血というものが起こる。幸い、出血が起こる前後の不快感や猛烈な痛みからは解放された。出血の量も10分の1くらいに減って下着や服や寝具が血塗れになることは無くなった。
しかし生理前後の何とも形容し難い心身の不調までは消えなかった。
人によってはこの状態でも、マシなほうで、ものすごく羨ましがられるのかもしれない。
生理は個性とか何とかって言ってたどこかの会社があったような気がするんだけど、生理で人生をめちゃくちゃにされている人間の実態を知らないんだろうな、と思った。
健康だったら払わなくてよかったお金払ってます、それで何とか人間に近づいてなんとか社会で生きています。
こんな私でも何とかギリギリ人間に戻れる薬があったから何とかなった。どんな薬も合わなかった人がいたとしたら、言葉にならない。