2020-07-25

部落民 Lives Matter

場所とある被差別部落、昔から治安が悪いことで有名だった。そこでチンピラ偽札を使ったという通報があり、警察が駆けつけた。警察官は4人で容疑者の男を押さえつけた。

警察官が抑えているとその男だんだんと息が細くなってきた。「息ができないよぉ...」男の悲痛な叫び、あたり一面に散らばる男の尿。どう見ても異様な光景を周囲の人々は警察官に叫びながらスマホで録画していた。

男はついに死んでしまった。

この一連の光景SNSで瞬く間に拡散された。またこの男が旧被差別部落出身であることも併記されていた。人々は警察官を非難し、容疑者の男は同情を集めた。

警察容疑者に対する横暴な対応、また死に至らしめたという衝撃から、全国で一斉に被差別部落民の命を大事にせよというデモが巻き怒った。

警察組織の解体を迫る声が大きくなり、一部の地域では警察を追い出し自警団による治安維持が始まった。

はいしか警察暴力から構造差別啓蒙廃止に移っていった。

かつて部落地名総鑑を利用したとされる企業には暴徒が押し寄せ、店舗は焼き払われた。これに危機感を持った企業ロゴを変えたり声明を出すことで自分たち反差別派にいることを強調した。

首相被差別部落出身者を政府の重役に付けたことをアピールした。

化学系の企業差別助長につながるとしてエタノール名称変更を推進することをアピールした。

差別に繋がる身分制度確立したとして、全国で徳川家銅像が取り壊される動きが激化した。お笑い芸人や人気アーティストがしきりにこの動きを称賛していった。

穢多非人支配階級であった武士を称賛するものはことごとく排除する動きが激化していった。

野球界ではサムライジャパンという呼び方差別に繋がるとして、名称の変更の議論が沸き起こった。

時代劇では被差別部落民の役は被差別部落の子孫が演じることがトレンドとなった。

これらの運動に少しでも疑問を呈する者は差別主義者であるとラベル付けされ、攻撃された。SNSでの発言が雇い主に通報され、解雇された者も多数現れた。

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