この記事で報道されている香川県のネット・ゲーム依存症対策の素案が公開されていたので読んだところ、株式会社はてなも無関係ではないことがわかった。
素案はコンテンツ文化研究会が公開しているが、はてなと関係するのは第11条(事業者の役割)である。
(事業者の役割)
第11条 インターネットを利用して情報を閲覧(視聴を含む。)に供する事業又はコンピュータゲームのソフトウェアの開発、製造、提供等の事業を行う者は、その事業活動を行うに当たっては、県民のネット・ゲーム依存症の予防等に配慮するとともに、県又は市町が実施する県民のネット・ゲーム依存症対策に協力するものとする。
2 前項の事業者は、その事業活動を行うに当たって、著しく性的感情を刺激し、甚だしく粗暴性を助長し、又は依存症を進行させる等子どもの福祉を阻害するおそれがあるものについて自主的な規制に努めること等により、県民がネット・ゲーム依存症に陥らないために必要な対策を実施するものとする。
はてなは「インターネットを利用して情報を閲覧(視聴を含む。)に供する事業」なので、条例が成立したら県に協力しないと条例違反になるようである。香川県の企業ではないのに香川の条例に従わないといけないのか?と思うかもしれないが、大阪に住んでない保守速報の管理人が大阪の条例で処罰されているので、はてなも同じように条例に違反すれば処罰されるだろう。
そうなれば、はてなブックマークやはてな匿名ダイアリーは廃止しなければならない。
はてなブックマークはネットで話題の記事を知ることができるサービスであり、ネット依存症を進行させるおそれがあるのは説明するまでもない。さらに、はてなスター機能はより多くスターを得たいという欲求を煽るものであり、熱中した利用者はスターを得るために一日中インターネットを使うようになる。実際に私は暇を持て余していたときに新着ブックマークを監視して話題になりそうな記事を見つけてはブックマークしてコメントを付けたことがあるが、話題になってからブックマークするよりも多くのスターが付けられている。
はてな匿名ダイアリーも依存症になる恐れがあるが、こちらは「甚だしく粗暴性を助長」するものとして自主的な規制が必要である。新着の匿名ダイヤリーを見ればわかるが、攻撃的な発言が多い。はてな匿名ダイアリー自体が粗暴性を助長したとは判断できないなどの反論は意味がない。そんな反論が通じるほど常識的ならこんな素案を出すはずがないからだ。