2019-07-11

anond:20190710165856

【コラム】米当局者「なぜ我々が韓日の仲裁をしなければならないのか」

「助けを要請されるまでは難しい…両国自分たち問題解決すべき」

同盟に大きな意味を置かないトランプ外交過去政権と違い介入に消極的

 「韓国日本が助けを要請してくる前に、米国両国確執解決に乗り出すのは難しいだろう」

 日本韓国半導体ディスプレイ中核材料の輸出規制を予告した直後の2日に会ったトランプ政権のある高官は、「2015年韓日慰安婦合意をはじめ、悪化した韓日関係米国解決するために水面下で役割を担うのは、韓日両国米国に助力してほしいと要請してきたからだった。今はそのころとは違う。今回の確執韓国日本自分たち解決していくだろう」と言った。

 日本韓国に対する輸出規制を予告した1日、米国務省が韓日確執について見せた公の反応は「米国韓日との3国間協力をさらに強化することに専念している」というものだった。だが、この高官が告白したトランプ政権本音は「韓日が望んでもいないのに、米国があえて乗り出す必要があるだろうか」というものだった。

 韓日関係悪化しているのにもかかわらず、米政府積極的に動かない状況は例外的と言っていい。先月初め、ワシントンシンクタンク戦略国際問題研究所CSIS)での討論に出席したリチャード・アーミテージ国務副長官は「私が遠くから観察したところでは、米国外交が常にしてきたこと、つまり、間に入って静かに合意勧告する役割を、我々がしていないということだ」と語った。韓日確執について沈黙を守るより、アジアでの米国の影響力を最小限にとどめようとする中国戦略対応するためにも韓日関係改善のために乗り出すべきだということだ。

 ブルームバーグ通信も4日、トランプ政権沈黙を守る中、韓日不和危険局面にさしかかっている」と報道した。米スタンフォード大学ショレンスタインアジア太平洋研究センターダニエルスナイダー教授ブルームバーグ通信に「北東アジアにある米国の2つの主要同盟国同士で緊張が高まっているのは、米国国家安保利益に対する脅威であることを米国は常に理解していた。トランプ政権はその責任放棄した」と語った。

落ちるといいっすね、拳骨(笑)

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