リア充だけど空虚な日常送ってた主人公が絵に覚醒して美大受験合格目指すマンガ
期待を裏切られた
読む前は、絵柄とテーマと掲載誌から、めっちゃスカした意識高い系の雰囲気マンガだと思ってた
でも違った
絵柄に合わないわかりやすすぎる内容
美術テーマのマンガで文字で語りすぎてるのは、わかりやすくてありがたいけど、それってどうなん?逃げじゃないん?と疑問
キャラクターも序盤主要キャラっぽく出てきたやつが今後もよくからんでいくのかと思いきやずっと出なくなったりでバランスちぐはぐ
主人公は作中時間で長く関係つくってるっぽい話をしたりするけどついてけないし
時間経過が早いのはいいけど、あまりにも途中過程をすっとばしてるから、主人公の成長が都合よすぎるように感じられる
いやお前そんだけできててどこが凡人だよお前はすでにいっぱしの天才の一部だよとなんど鼻で笑ったことか
フィクションにそれ言っちゃおしめーよってなもんもあるかもだけど、
リアリティに準じた美大受験、絵画テクニックをうんちくとして具体的にレクチャーするくらいのマンガで、
リアリティに欠ける展開されたら、そりゃーおかしーんじゃねーのと突っ込みたくもなりますよ
あ、受験のときに主人公の鏡割っちゃった女の子はめっちゃかわいかったっす
ともあれするする読めはするけど、アオリにあるような熱さは感じないし、画力だけが大半を占めるようなマンガだったなあと
マンガ力が足りない・画力を活かしたマンガになってないなあもったいない
というのが感想
あ、あと気づいたとこでこまけーんだけど気になったとこ
受験のときにチャイムがわりにハンドベル?みたいなのをガランガランって何度も鳴らす描写が何度もあるんだけど、
スピーカーで録音したのを何度も鳴らしてるって設定ならそれでもいいけど、
それなら1回1回が違う「ガラン」になるだろう
それなら効果音の書き文字の違いでそれを表す、とかやってもいんじゃないの?
ページ半分の大ゴマをガランっていう効果音で埋めるのは面倒かもだけど、そういうとこ気がつかないんかなーと
同じ絵っていうならそういう気遣いしてほしい
じゃそれを越える漫画を自分で描けば?