「三本目」のあたりまで進めてダレているので、愚痴を吐き出してモチベーションに変えたいと思う。
複雑に入り組んだ広大な3Dフィールドは素晴らしいが、そこでやらされるのはスーファミ時代のゲームのそれだ。
ムービーの中では敵キャラが崖をぴょんぴょんと駆け上がっていくのだが、同じことをどうしてプレイヤーができないのだろうか。
フィールドで出来るのは、走ることと、申し訳程度にジャンプすることだけ。
これだけ立体的なフィールドなのに?
さまざまなフィールドスキルを特定の場所でしか使えないようにする意味はあるのか?
宝箱の中身や敵を倒したあとのドロップアイテムが散らばるのは何なの。
というか何でフィールドに宝箱が転がってる?
そんな世界観か?
それとメニューから開くマップ上で店の種類が出てこないのは何故なんだ。
どうでもいいところばっかり親切にして不便なところは放置しやがる。
平面的なマップならそれでもいいが、立体的なマップでは完全に破綻してる。
巨大なモンスターがそこらをうろついている絵面は良いが、それらモンスターの説明がほとんどないので感情移入しづらいのは残念。
モンスターに関するクエストをもっと増やしてくれればよかった。
素人考えで恐縮ながら、たとえばガイドのようなキャラを用意して、分かれ道で「あそこに向かうなら右のほうですね」とか「こちらの道は敵が強くて危ない」とか道案内してくれたり、遠目から「あのモンスターの生態は…」などと解説してくれたりすれば嬉しいんだけど。
ゼノブレ2の凝りに凝った戦闘システムはそれなりのものだが、100時間のプレイに耐えられるとは全く思わない。
RPGの戦闘システムとして見たら複雑だが、その実態はただの出来の悪いパズルだ。
ゼノブレ1もそうだったが、武器や技が初期状態からほとんど増えないのは謎すぎる。
成長の喜びがない。
新しい技を覚えて戦術が変わるということがない。
イベント戦闘の途中で強制的にムービーに入って決着とか、本当に萎えるので勘弁してもらいたい。
「そのかっこいい殺陣をゲームの中で、プレイヤーの手でやりたいんだよ!」と何度思ったか。
多すぎる。長すぎる。
日本のゲームでムービーが多用されがちな理由のひとつは「映画みたいなゲームを作る」だが(これ自体も褒められたことではないが)、本作にはその程度の気概すら感じられない。
ただ単にゲーム内で演出が難しいところをムービーに投げてるだけ。
志の高さをまったく感じないし、言いたかないけど、「ゲームってこんなもんでしょ」という舐めた考えすら透けて見える。
プライドはないのか。