2018-01-18

ぼくがかんがえるモスバーガー苦戦の理由

モスバーガーネタが出鱈目ばかりだったので私なりに考えてみた.

ライバルの攻勢「高級ハンバーガー」「回転寿司

・高価格・高品質ハンバーガーショップが都会を中心に出店

スシロー等の格安回転寿司店舗の増加

マクドナルドとの比較において,モスバーガーは「美味い」や「高品質」をPRすることができた.しかし,高級ハンバーガーショップの出店により,その強みは消えてしまった.ハンバーガーにこだわりを持つ層に大してモス商品は訴求できていない.

そして,モス顧客をごっそりさらっていったのが回転寿司であるモスターゲットとする家族連れがモスと同価格帯のスシローくら寿司カッパ寿司に流れた.都市への出店を加速させる回転寿司は今後サラリーマンOLランチ需要も食うため,モスさらに客を奪われることになるだろう.

以上は外的要因であるが,モスフードサービス戦略も実にお粗末である

モスバーガー商品戦略価格戦略ミス

中途半端商品価格

旧態依然オペレーション

マクドナルドがなぜ業績を改善させて好調なのか? 説明すると長くなるが,一つの大きな勝因として低価格商品の充実にある.マクドナルドは高価格商品低価格商品を明確に分けたのだ.マクドナルドヘビーユーザに教えてもらったお腹がいっぱいになる最高にお得な商品の組み合わせは「チーズバーガー」×2個と「チキンクリスプである.合計360!!!

マックダブルチーズバーガーが320円/個であることを考えれば,衝撃的に安い価格である.この組み合わせに100円コーヒーを組み合わせてもワンコイン500円でお釣りが出る.マックは安い商品は徹底的に安いのだ.こちらで客数増を促しドリンクサイドメニュー利益カバーする.そして,ビックマックグランを注文する顧客利益の貴重な源泉であり,最高にありがたい顧客だ.

一方でモスの季節限定バーガーご当地バーガー商品も値段もどちらも酷い.別にモス否定したいわけではないので細かく指摘するつもりはないが,あの商品戦略価格戦略新規顧客の獲得やリピーター需要を取り込めるわけがない.逆に現在の横ばいな業績は実に奮闘していると思う.モスを愛するロイヤルユーザーに支えられているのだろう.

オペレーションについては,モスは待ち時間がとにかく長いのだ.空いている時であればさほどではないが,複数人レジに並んでいると二次関数的に待ち時間が長くなる.オペレーションマックの足下にも及ばない.テレフォンオーダーの受付もまだ実施しているし,モスネット注文も微妙だ.ハンバーガー品質を落とさずに,素早く提供できるオペレーション改善余地は大きいだろう.

https://www.nagoyanz.com/mos-burger/

  • 正解!!

  • モスが高級ハンバーガー店とマックに挟撃されて業績落としたという仮説は首肯できるけど、モスと回転ずしチェーンは初めから競合してないと思う。1人当たりの予算が倍かそれ以上違...

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