「ご趣味は?」
正確に言えば、この質問が出てくるような状況で盛り上がれたためしがない。
「ご趣味は?」
とりあえず相手のことが知りたい。
この人はどんな人なんだろう。
この言葉にはそういった質問者の意図が含まれているのかもしれない。
いいではないか。何もを悪くない。むしろその精神はすばらしい。褒め称えられるべきだ。
しかし。
回答者の趣味が、ここでいう俺の趣味が、ちょっっっっっっとばかしディープだったとき。あなたのよく知らない世界のものだったとき。
あなた困りませんか?困るでしょうね。いーや困るんですよ。困るんです。あなたは困ります。断言します。
だいたい「ご趣味は?」なんて聞いてくるあなたはリア充イケイケさわやか元気くん(ちゃん)と相場が決まっているんですよ。
「なんか話題ねえかなー」って探した時にポンと、尻ポケットから出てくるようなテーマなんですよ。
で。そんな話題切れで困るような相手に趣味の話を振るなんて論外。最悪の結果しか生まない。さらに気まずくなることこの上なし。
それで双方その場に居づらくなって、その後会うことがあってもやはりなんとなく気まずい。ゲームオーバー。
これはちょっと極端すぎですね。
熱くなりすぎました。ごめんなさい。
いつも気まずくなるから。
とりあえず嘘をついてボロが出るのもまずいから「ご趣味は?」と振られたら正直に「漫画を読むことです。」と返す。他に特にないし。
するとまあ、条件反射で大方の人間は「何の漫画を読んでるんですか?」と俺に聞く。
で、こんな質問をしてくる奴は漫画なんぞ読まねえと経験上俺は知っているからとりあえず「進撃の巨人です」と答える。間違っても「エリア51です」なんて言わない。絶対に。
そしたらまあ進撃の巨人は知名度もあるから相手は「あー、あの」となる。それだけ。これで大抵ターン終了。なんとか乗り切った。ありがとう進撃の巨人。いい仕事してる。
そうしてなんとかこちらのターンを終えたらあとはまあ礼儀としてというか、儀礼としてこっちからも趣味を聞いて、そこを適当に掘り下げるなり下げないなりして、話題終了。お疲れ様でした。
これでなんとか、相手が調子よくペラペラしゃべってくれれば無問題。よかったよかった。気まずさ回避成功。
で、問題は相手もそこまでうまく趣味の話をできなかった場合。残念。気まずさ回避失敗。あーあ。なんだこの空気。
ほとんどのパターンが後者だ。気まずさ回避率は著しく低い。うんざり。
俺にももう少しコミュニケーション能力というか、相手が全く知らない、興味のない世界の話を面白く話す力があれば気まずくならなくて済むんだけどさ。
難しいよ趣味の話。
広げようにも失敗するリスクが高すぎる。
こんなん少なくとも初対面の奴としちゃいけない。
初対面で趣味の話を振るな。
初対面の人に趣味の話を振らないとして、代わりに何の話題を振ったらいいんだ? 他に振れる話題が無ければ、やっぱり、趣味を聞くしかねーんじゃねーの?
見た目で勝手に決め打ちされてアニメの話を振られる。 全然詳しくないので困っている。 https://anond.hatelabo.jp/20170821203359