認定制度によりパートナーとなったレズビアンタレントが破局、というワイドナショーのニュースで「同性婚を認めるべきか」ということが焦点として述べられた。その際にデヴィ夫人が
「自分には同性カップルも知っているし、彼らが里子を引き取っているのも見たけれど、結婚というものに対しては反対」
と述べており、ネットで
・不妊の人はどうなるのか
というコメントが多数あった。
そこで私が疑問となったのが、
・デヴィ夫人が自分の生き方と同性婚を比較して話していたのではないこと
・批判している人間も「個人の意見に対する反対」をいっていることだ
デヴィ夫人は皆が知っているように、大統領第三夫人、つまりは一夫多妻の国で結婚した人物である。多くの国では重婚が認められていないことから、異なったモラルを持つ人物であると考えられるのだけれど、この点に関して何も取り上げていない点は疑問であった。
これは個人的意見ではあるが、彼女にとってみれば、結婚というモノを「他人同士である二人がお互いに寄り添う手段」とは思えないのではないだろうか。
もちろん「お互いが愛している証明」=婚姻という考え方はありそうだが、重婚を行う人々は社会的地位が高いため、子供をなすことは一種の義務と思われそうだ。
そもそもデヴィ夫人も確か水商売を昔やっていて、男性に見初められて出世街道を走ってきた人のはずだから、自立した人間同士の結婚というイメージがあまりなさそうな気もする。
男性を褒め、奉るような生き方をずっとしてきた方が、自分の得意分野である女性性を利用した男性のサポートということを「性別」という女性特有のものを使っているという意味において、女性の義務であるとはき違えているように思える。
ちなみに信憑性はわからないが、一夫一妻制の背景には性病の萬栄を防ぐという目的があるそうだ。最低限の人間と交わることにより病気のリスクを減らすことができる。
また、男性と女性はほぼ同数であることからも、例えば女性が必ず子供を産まねばならない場合は重婚よりも一夫一妻制のほうが遺伝プール的に効率的だ。昔レベルEというマンガでもあったが、どういった遺伝子が最優であるかを調べることはできないことや、様々な特徴を持つ人間を作るためにも一夫一妻制のほうが効率的だったんだろう。