「アメリカでは蔓延し過ぎて規制コストが高いから仕方なく解禁している。元々禁止の日本で解禁する理由が無い」など。
ズレている。
市民が嗜好品を自由に選べるのは当然で、そもそも自由の行使に理由など必要が無い。
理由が必要なのは "国家権力が国民の自由を制限する" 場合だ。
あらゆる娯楽や嗜好品、文化と呼ばれるモノには益と同時に害が有るし、禁止する理由など幾らでも捻り出せる。
酒・タバコは言わずもがな、カフェイン、糖質、脂質、音楽、文学、漫画、ポルノ、車、スポーツ全般、ファッション、女性の肌の露出や就労だってそうだ。
これらは "自由に扱える" のが原則で、禁止する場合は "禁止するに足る充分な理由が有るか" が論点になり、コレは程度の問題だ。
解禁すべきでない、というのなら「コレコレこういう理由でこのぐらい害が有るからだ」という意見が必要なのであって、「元々禁止されてるから」「何やら害が有るらしいから」は全く理由になっていない。
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以下は余談だが「脳神経にダメージがある」という研究についてだが、アレはシナプスの接続が切れる、つまり記憶力の低下について触れている。
世界初、大麻の成分が脳の神経回路を破綻させることを証明 大阪大学 | 大学ジャーナルオンライン
「神経回路を破綻」と恐ろしげなタイトルがついているが、コレは通称「草ボケ」という現象で、一時的で恒久的でない現象であり、生活を破綻させるようなレベルのモノでは無い、というのが一般的な認識だ。毎日浴びるほどやった場合はその限りでは無いのかも知れないが。