2017-05-11

日本大麻を解禁する理由は無い

大麻話題になると必ずこういう意見が出てくる。

アメリカでは蔓延し過ぎて規制コストが高いから仕方なく解禁している。元々禁止日本で解禁する理由が無い」など。

ズレている。

市民嗜好品自由に選べるのは当然で、そもそも自由行使理由など必要が無い。

理由必要なのは "国家権力国民自由制限する" 場合だ。

あらゆる娯楽や嗜好品文化と呼ばれるモノには益と同時に害が有るし、禁止する理由など幾らでも捻り出せる。

酒・タバコ言わずもがなカフェイン糖質、脂質、音楽文学漫画ポルノ、車、スポーツ全般ファッション女性の肌の露出就労だってそうだ。

これらは "自由に扱える" のが原則で、禁止する場合は "禁止するに足る充分な理由が有るか" が論点になり、コレは程度の問題だ。

大麻はさほど害が無い事が認識され始めている。

解禁すべきでない、というのなら「コレコレこういう理由でこのぐらい害が有るからだ」という意見必要なのであって、「元々禁止されてるから」「何やら害が有るらしいから」は全く理由になっていない。

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以下は余談だが「脳神経にダメージがある」という研究についてだが、アレはシナプス接続が切れる、つまり記憶力の低下について触れている。

http://univ-journal.jp/8498/

世界初大麻の成分が脳の神経回路を破綻させることを証明 大阪大学 | 大学ジャーナルオンライン

「神経回路を破綻」と恐ろしげなタイトルがついているが、コレは通称「草ボケ」という現象で、一時的で恒久的でない現象であり、生活破綻させるようなレベルのモノでは無い、というのが一般的認識だ。毎日浴びるほどやった場合はその限りでは無いのかも知れないが。

また、この副作用を取り除いて有効成分を抽出する方法研究されているようだ。

個人的には発育途中の未成年には禁止した方が良いとも思っている。

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