2017-03-14

[][][][]「選択」こそが、人間に活力を与える。

Amazon.co.jp: 選択の科学: シーナ・アイエンガー: Book

動物園動物は、野生の動物より、はるか食糧衛生状態の面でめぐまれているにもかわらず、寿命は圧倒的に短い。

たとえば野生のアフリカ象寿命は56歳ですが、動物園のそれは17歳。

動物園動物には、過剰な毛づくろいや、意味もない往復運動などの神経症状をみせる動物が多いのです。

その理由は、野生のときのような、「選択」ができないからだ、ということが明らかにされます

人間だって同じです。

英国の20歳から64歳の公務員男性1万人を追跡調査して、さまざまな職業階層健康状態比較を行うというものがありました。

その結果は、「モーレツ上司が、心臓発作をおこして40代でぽっくりいく」という予想と真逆の結果が出ていたのです。

職業階層が高ければ高いほど、寿命は長かった。

これらは、職業階層の高さと仕事に対する自己決定権の度合いが直接相関していたことに理由がありました。

これらを読むと、ある時期がきたら、親の制約はほどほどにして、「自己決定権」を子どもに与えていくようにしないと、

健康問題をふくむさまざまなリスクが生ずるということがすっきりわかります



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