2016-11-26

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今回はモアイ

女王選択モーニングゼロ2016年9月奨励賞

うん、これは賞とるのも当然といっていい出来だな。

セリフ運びが洗練されている印象。

割と面倒な性格テーマにしているのに、紡がれる言葉理屈がスっと入ってきて読みやすい。

中盤の展開は個人的にはピンとこなかったんだけれども、優柔不断さを安易二元論結論付けないよう描写するために、オーバーなくらいが分かりやすい部分はあるのかもしれない。

大人のそんな奴ァいねえ!!

今週はダジャレ推し。

ダジャレを言ったときのあの空気感の原因って、そういう安直言葉遊びを何の躊躇いもなく発言できてしまうことに呆れている側面もあると思うんだよね。

自分の中で面白い面白くないだとか、言われたほうはどう思うのかってことを考えない。

そういえば、ダジャレのようなナンセンスもの中年が好むってのは、脳の老化も関係しているんだって

「親父ギャグ」と表現することがあるけれども、そういうことだったんだなあ。

この場合登場人物が、というより作者が、かな?

中川いさみマンガ家再入門 第31

前半はフィクションにあえてリアルものを登場させる手法について。

その手法リアリティ演出ではなくて、むしろシュール不協和音として使うってのはなるほどと思った。

今回も中川いさみ先生が例え話でギャグを散りばめている。

ギャグ漫画家としてやってきただけに、今回は特に絶妙だと感じた。

ドラマ作りのセオリーも興味深い。

常に気を張って視聴しないと追いつけないようにするのではなく要所要所をしっかり、つまり緩急が大事ってことね。

以前の感想で「まるで騒ぐのをやめたら受け手が読むのをやめると思っているんじゃないかってくらい、ネタの入れ具合が過剰だ。漫画だって、息継ぎは必要なんだぜ」と書いたことがあるけれども、フィクションにおいては共通セオリーといっていいんだろうね。

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