2016-06-19

読者の読解力を問題視するのは間違ったポジティブ思考

ポジティブ思考現実逃避は全く別のもの

ポジティブシンキングの例でよく出てくる「コップの水」の話があります

コップに水が半分入っているとき、「半分しかない」と思うか「半分もある」と思うかというやつです。前者がネガティブシンキング後者ポジティブシンキングで、水の量は変わらないのだから、いい方に考えよう。などとよく言われていますよね。

しかし、これが石油資源だとしたら、どうでしょうか。

地球石油資源10年分しかない」「地球石油資源10年分もある」

10年分しかない!とネガティブにとらえた人は、危機意識を持ち、代替エネルギー省エネ方法自然素材活用などの研究を進めるかもしれません。

一方、10年分もあるからまだ大丈夫!ととらえた人は、そこで思考停止してしまます。なんでもいい方向に考えるというポジティブシンキングときには現実逃避となる危険もあるのです。

読者の読解力を問題視するブロガーって典型的な間違ったポジティブ思考だと思う

一部の人誤読や、気に入らないコメント問題視する」ならわかる。

私も、一部はてなブックマーカーが嫌いだ。そういう人は容赦なく非表示にする。(読解力というよりは礼儀問題ですが)

だけど、はてな全体とか、そういうレベルで読解力がーっていう場合、まず間違いなく「読解力がー」と主張しているその人がバカでしょう。自分バカであることに気づいてないだけの本気のバカ

「8割以上の人が誤読する」

「2割の人間しか理解できない」

こういう時に、2割の人間理解できてるから俺の記事は正しいって思う?コップの水2割も入っててよかったーって考えですか?

画期的ビジネスプランだとか、芸術作品ならわかりますよ。でもブログ記事でしょ。そんなにわかりにくこと書いてるつもりないでしょ。わかってもらおう、と思って書いた文章なんでしょ。

それで8割の人が誤読するっていうなら、

自分の主張が正しく理解されてだめだしされてるか」

自分文章が、主張内容が正しく伝わらないだめな書き方をしているか

可能性を疑ってみるべきじゃない?

なんというか「自分は間違ってない」というところを固定して思考するのは

間違ったポジティブシンキングと思うんですよね。

自分の思い通りの反応=読解力がある読者」と思ってるならブログやめてSNSやればいいのでは

投資でいうと、自分ポジション通りに物事が動かないから世の中が間違ってると主張するようなもんなんですよね。

もしあなたが「ビッグ・ショート」のマイケル・バーリばりの天才だったのならそれが真実である可能性はありません。

さんざんバカにされ続けても自分を貫くことで「もしドラ」みたいに大ヒット作品を生み出せるかもしれません。その可能性にかけたいというならそれはそれで構わないと思います

でも、無理にそういう可能性つきあたるより、自分のことわかってくれる、合わせてくれる読者がほしいんだったら、SNSに行けば?

自分が間違ってないってことにしたいがあまり、世の中を変えようとしたって、世の中の人自分ことなんかどうでもいいよね。

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